大一番での相次ぐ敗戦、今シーズンだけで4度目となる負傷離脱。アーセナルのセスク・ファブレガスは今、苦況に立たされている。だが、最大目標であるリーグタイトルはまだ手の届くところにある。若きキャプテンは逆境を乗り越え、シーズン終盤での巻き返しを誓う。 セスク・ファブレガスにとって今は「最高の時期」とは言い難い状況にある。カーリングカップ決勝での敗北、古巣バルセロナに打ちのめされてのチャンピオンズリーグ敗退、度重なるケガによる戦線離脱……。劇的な逆転勝利を飾ったホームでのバルセロナ戦が遠い昔のように、ここ数週間はつらい日々が続いている。 それでも、このインタビューが日本の読者に向けたものであると伝えると、ファブレガスは真っ先に地震と津波、そして原発事故で大きな打撃を受けている日本国民にメッセージをくれた。「日本が体験している悲劇ができるだけ早く終息することを願っている。日本の人たちの生活が正