あらゆる分野で活用が広がる人工知能(AI)技術。中でもDeep Learning(以下、DL)は画像処理や映像処理での活用に始まり、Googleが2018年10月に発表した「BERT」をきっかけに、自然言語処理(NLP)分野でも進化が進むなど、できることは日々広がっている。こうした技術を企業がビジネスに活用していく際に直面する課題とは何だろうか。ABEJAの代表取締役兼CEOであり、日本ディープラーニング協会(JDLA)の理事を務める岡田陽介氏に聞いた。 技術的な課題よりも、AIに対する「根強い誤解」が課題に? 今やさまざまなメディアで「AIを活用すべき」「機械学習(以下、ML)やDLを生かした新しいビジネスを」といった論調が飛び交っているが、自社でどのように取り入れ、実践すべきか、思い悩む企業は少なくないのではないだろうか。岡田氏によると、データやテクノロジーの活用を考える際にまず重要な
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