グーグルのコアビジネスである検索につぎ込む開発費に比べれば少額ではあるが、検索ビジネスが将来下火になることを見込み、グーグルは次のビッグ・ビジネスとなる可能性を探ることを目的に秘密ラボ・グーグルXを立ち上げている。グーグルXは丁度1970年代にパーソナル・コンピュータを開発したゼロックスのPARCにあたるような研究部門と言え、その中心となるものは家電などがインターネットでお互いにつながるインターネット・オブ・シングとロボット研究にある。特にロボット研究はいくつかの候補の中でも重要な位置を占めていて、例えばグーグル・マップのためにロボットが人に替わって街頭の写真を撮り情報を集めるとか、家や会社で人をアシストするロボットをデザインすることなどの例がある。グーグルXの研究者はソフトウェアエンジニアではなくロボット工学や電気工学のエンジニアで占められていて、グーグルXの代表者であるセバスチャン・ス