今SNSにアメリカでの黒人差別に関する多くの動画/写真が流れてる中で、自分が最も力強いと感じた、それぞれ世代の違う3人の黒人が話す2分弱の動画に日本語の字幕を付けました 理不尽な社会に生きる彼らの発する言葉ひとつひとつの重みを、英… https://t.co/3zvBGMKzVf
働き手にとって問題のある会社を「ブラック企業」と呼ぶことに、異論が出ています。悪質な職場を分かりやすく共有・追及する上で役割を果たしてきた言葉ですが、黒人(Black)などから不快に受け止める声が上がっており、意図はなくても差別を助長しかねないとの指摘も出ています。 日本在住の黒人「悲しい」 米ニューヨークから2004年に日本に移住したアフリカ系米国人の作家バイエ・マクニールさん(54)は、08~09年ごろ、「ブラック企業」という言葉を初めて聞いた。 「最初は意味がわからなかった」。英語で「ブラックビジネス」といえば、黒人社会のために黒人などが営む事業を表す。しかし日本では、長時間労働や賃金未払い、ハラスメントなどで働き手を追い込む「違法で悪質な企業」を指す言葉に「ブラック」が冠されていると知り、悲嘆した。 その後も相次ぐ過労自殺などで労働問題への注目が高まるなか、「ブラック企業」という言
アメリカ映画の不朽の名作とされる『風と共に去りぬ』。今回のBlack Lives Matter運動を受けて、米配信サイトのHBOマックスでは一時的に配信が中止となった。 Getty Images/Hulton Archive そんなことを考えていたら、配信サービスHBOマックスで『風と共に去りぬ』の配信を停止したというニュースが流れた。1939年公開のこの作品が奴隷制度を肯定的に扱い、白人目線で美化しているように見える部分があるという理由からだった。今後、歴史的背景の説明や批判を注記することで、また見られるようにはなるという。偏見に満ちた描写や差別的表現も削除せず残す方針らしい。 古い映画を見ることの1つの意義は、制作時の社会や人々の考え方について学ぶことにある。偏見の記録も貴重だ。 アメリカの人種問題を理解するには、過去400年の歴史を学ぶことだけではなく、今日のアメリカ社会で生活し、さ
なぜ映画『風と共に去りぬ』が差別的なのか?(写真:Michael Ochs Archives/Getty Images) アメリカで人種差別撲滅のための「Black Lives Matter」運動が続く中、映画『風と共に去りぬ』がストリーミングサービス「HBO Max」の配信ラインナップから削除されたことが話題を呼んでいる。 映画史に残る不朽の名作が問題視された理由は、「奴隷制を肯定的に描いたり」「南部戦争以前の南部を賛美したり」しているからだと言われている。 「問題と思われるシーンがあるなら、そこを削除すればいいのでは」という意見も聞いた。しかし、それでは問題は解決しない。 “不朽の名作”はなぜ削除されたのか? 今、どうしてこの映画が問題視されるのか。それを語る前に、背景をクリアにしておきたい。まず、配信中止を決めたのはワーナーメディアのストリーミングサービスHBO Maxのみで、アメリ
スポーツ・エンタメ界での黒人の活躍は、人種差別構造の結果アメリカのスポーツ界やエンタメ界は、今でこそそれなりに近代化されていると思うが、その昔はマフィアが関与する闇の深い世界だったと聞く。ひどい労働条件も人権無視も横行していただろう。 関係者の労働組合運動の闘いをはじめ、多くの人たちの多年の努力によって状況が改善されてきたのだ。 昔は、そんなスポーツ・エンタメ界に、よく黒人が活躍の場を求めてきた。一般の職業では出世の見込みがなかったり、そもそも多少まともな賃金のところには就職の機会さえなかったりしたからである。スポーツ・エンタメ界なら、ほかよりは黒人にも一攫千金の夢が開かれているはずだ…と。 こうして、成功した黒人たちがスポーツ・エンタメ界に目立った結果、黒人といえば力が強くて俊敏だとか、音感やリズム感が優れているとか、ダンスがうまいとかいったステレオタイプが形成されることになる。 こうし
なんか最近ナディアの初期案を引用した記事のアクセス数が上がっているので。 ちょっと再構成して記事にしてみる。 不思議の海のナディアは1990年に放送されたNHKの連続TVアニメーション。庵野秀明がエヴァンゲリオンの前に監督した作品である。ジュール・ベルヌの「海底二万マイル」を元にしている。ヒロインは故郷がアフリカのどこかという褐色肌の少女。彼女の故郷を探す旅が物語の骨子である。 貞本義行による初期案では髪にウェーブがかかっており、唇も強調して描かれている。これが放送版では単に褐色のオカッパの女の子になった。放送版も良いのだが、初期版でも見てみたかった。なぜ変わってしまったのか。 (画像は「月刊アニメスタイル2011年8月号」より) 「ふしぎの海のナディアロマンアルバム」ではそのことについて言及されていない(と思う)。ただ、劇中で登場する別のアフリカ人の女性も放送版と違う初期案が掲載されてい
後世の研究によって評価が変わった偉人は少なくない。 2014年、死後40年近くを経て公刊された「黒ノート」によって、20世紀最大の哲学者マルティン・ハイデガーが反ユダヤ主義者だった疑惑が浮上した。 同じく2014年、別の疑惑が浮上する。 ハイデガーと不倫関係にあったユダヤ人の哲学者ハンナ・アーレントが黒人差別主義者だった可能性が、アメリカの哲学者によって指摘された。 アーレントの人種差別的語り口 アメリカで黒人に対する人種差別の撤廃を訴える運動「Black Lives Matter/ブラック・ライヴズ・マター」が盛り上がっている。ナチスドイツの排外主義を研究したアーレント著『全体主義の起原』が参考になると思い、手に取って読み進めた。 これまで何度か再読しているのに気づいていなかった記述に不意を突かれた。アーレントが黒人差別と読み取れる文章を書いていたなんて。 Googleで「アーレント 黒
黒人差別が話題だ。Twitterのタイムラインを見れば毎日毎日、飽きるほどに論じられている。私は差別問題に詳しいわけではないが、黒人の置かれた状況に対する一定の同情はあるし、黒人差別に限らず差別と呼ばれるものはなんであれ、少しでも減ってほしいと心の底から願っている。これは嘘偽りのない本心である。 だから、私は黒人差別も少しでも改善してほしいと思っているし、現在熱心に活動している方々を応援してもいる。しかし、その一方で、自らが受けている差別に対して声を上げられること自体に嫉妬を覚え、結局、黒人差別は自分とは無関係な問題だと思わずにいられない。このことについて少しだけ書かせてもらいたい。 唐突だが、私は激烈なブサイクで、ついでにADHDである。小・中・高と容姿(と言動)が原因で酷いイジメに遭い、それが原因でうつ病も患った。25歳現在も治療中で、社会復帰は望めないのが現状だ。私は今、「イジメに遭
「Black Lives Matter」の抗議デモで人種間の公平を求める人々=米ニューヨーク州で7月13日、AP 米国での白人警官による黒人男性暴行死事件をきっかけに、黒人差別への抗議デモ「Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)」が日本でも広がっている。ただ、このスローガンの翻訳は助詞一つで微妙なニュアンスの違いが生まれ、事件から25日で2カ月が過ぎた今も定まっていない。さまざまな日本語訳を通じ、この言葉の持つ意味を考えた。 <「黒人の命は大切」「黒人の命も重要」「黒人の命こそ大事」…日本語では「は」「も」「が」等を選べることが話をややこしくしていますね。どれも正しく、どれも物足りない> 現代米国文学翻訳の第一人者、柴田元幸さん(66)は6月、ツイッター上で「どう訳しますか」と問われ、こう投稿した。柴田さんは取材に対し「『黒人の命も』とした場合、白人の命がまず大
NHKがニュース番組「これでわかった!世界のいま」などで発信した米国の抗議デモに関する解説について、日米の米国研究者が12日、「看過できない内容が含まれている」として、問題認識や経緯、再発防止策を明らかにするよう求める要望書をNHKに送付した。【國枝すみれ/統合デジタル取材センター】 要望書は全5ページ。坂下史子・立命館大教授や藤永康政・日本女子大教授ら日米の大学に所属する研究者13人が呼びかけ人となり、NHKの会長、国際部部長、報道局長宛てに送付した。今後、日米で賛同者を募るという。 要望書が問題としたのは、白人警官による黒人男性暴行死事件への米国の抗議デモについてNHKが解説した6月7日の放送内容と、公式ツイッターの発信内容。番組は、デモの背景を解説するアニメ動画を放映し、ツイッターにも同じ動画を投稿していた。 要望書はこの動画について、黒人が「過度に筋肉質な外見で、乱暴で粗野な言葉づ
ジャズという言葉は差別用語に等しい。そう聞くと驚く人もいるかもしれないが、これはジャズの歴史においてずっと語られてきたことだ。例えば、ジャズ批評やアメリカ音楽史の名著でもこのように言及されている。 「ある晩、客の中にいた元ボードビリアンがウィスキーに酔ったあげく、Jass it up!と声援を送った。Jassとはシカゴの暗黒街の俗語でわいせつな意味を持っていた」(油井正一『ジャズの歴史物語』アルテスパブリッシング・刊) 「ジャズ(Jazz)は最初、Jassと綴られていた。情熱とか熱意と訳されているけど、真の意味は性的奔放であり、南部の黒人語では性交や女性器のことだった。かなり猥褻な意味があった。(中略)ジャズという言葉には黒人音楽であることの偏見があったし、白人たちは自分たちの家庭には入れたくないという意識がはたらいていた」(ジェームス・M・バーダマ、里中哲彦『はじめてのアメリカ音楽史』ち
ラヴクラフト・カントリー (創元推理文庫) 作者:マット・ラフ東京創元社Amazonこの『ラヴクラフト・カントリー』はファンタジーや幻想系の作品で知られるマット・ラフによるホラー・幻想の連作短篇集となる。まだ黒人差別が色濃く残る1950年代を舞台に、黒人中心の登場人物らが次々と差別と魔術的騒動に直面する様を、連作短篇形式の長篇で、時に情緒的に、時にコミカルに描き出していく。 本作は書名にも「ラヴクラフト」と入っているように、明確にクトゥルー神話の産みの親、H・P・ラヴクラフトとその著作が関係してくるが、それは(文庫解説にもあるように)シンプルにリスペクトだけがこめられているわけではない。ラヴクラフトには人種差別的な傾向が存在することが指摘されており、そうである以上本作(『ラヴクラフト・カントリー』)でも無批判に取り上げられていくわけではないのだ。 「黒人差別の歴史を描き出している〜」などと
User 日本における女性専用車両制度を、ローザ・パークス事件等の黒人差別政策に喩えて批判する人がいます。この比喩が的確な点と不適切な点を指摘してもらえますか。 ChatGPT この比喩の的確な点は、両者とも特定のグループに対する差別や排除を象徴していることです。しかし、不適切な点は、女性専用車両は安全や快適さを目的として導入されており、一方でローザ・パークス事件などの黒人差別政策は特定の人種を法律で差別し、その人々の基本的な権利を侵害していた点です。女性専用車両は女性の安全を確保するための一時的な措置であり、人種差別政策とは異なる文脈で導入されています。 User ありがとうございます。 上記のような喩えで女性専用車両を批判する人は後を断ちません。彼らはなぜこの喩えに固執するのでしょう。 ChatGPT そのような喩えを固執する人々は、主に次の理由からです。 単純化と誇張: 彼らは複雑な
人気シンガーソングライター、藤井風が過去に自身のYouTubeで公開したカバー曲について謝罪し、11月2日に動画を非公開にしました。 問題の動画は2018年にアップされたもの。m-floの「come again」を土台に、アメリカの女性ラッパー、ニッキー・ミナージュらの曲をつなぎ合わせるように歌唱していました。 ところがその中で黒人差別をあらわす「N」ワードを含む歌詞をそのまま歌っていたことに、海外のファンから疑問の声が上がったのです。 これに本人が11月1日に英語ツイートで対応。不快にさせる意図はなく、全ては自らの不勉強によるものであるとのメッセージを発信しました。続けて2日付のツイートでも、「N」ワードの背景を知らずに使ったことを猛省。自らの非を全面的に認めました。 In regards to mistakes I’ve made because of my ignorance, I
米国の抗議デモをめぐり、NHKのニュース番組「これでわかった!世界のいま」が発信したアニメ動画や番組内容が、黒人に対するゆがんだ固定観念(ステレオタイプ)を助長すると批判が集まった。かつては顔を黒く塗った芸能人が差別的だと批判されたこともある。日本人が失敗を繰りかえさないため、知っておくべきことは何なのか。NHKに対して今回の問題の経緯や再発防止策を明らかにするよう要望書を送った米国研究者3人に、話を聞いた。初回は、黒人の歴史を専門とする坂下史子・立命館大学教授(48)。米国の400年の歴史から、問題の根底に「制度化された差別」の存在を指摘する。【國枝すみれ/統合デジタル取材センター】 問題なのは、奴隷制の時代から続く、黒人を社会の底辺に置く構造 ――坂下教授ら13人の研究者が呼びかけ人となり、NHKに要望書を送り、厳しく抗議しました。何が最もまずかった点ですか? ◆13人でアニメ動画だけ
今回は感情の赴くままに書く。なので、読んだ方も感情の赴くままに考えて欲しい。 「まず、俺は誰も責める気はない。文句を言うつもりもない。これが差別だとかどうとかそんなの本当にどうでもいい話」 これは6月15日に、東北楽天ゴールデンイーグルスのオコエ瑠偉選手が「自分のものすごく嫌だった過去」を、ツイッターでさらけだした際に、冒頭に書かれていた言葉だ。 オコエ選手が「周りと違うと初めて認識させられた」のは、保育園で先生が「みにくいアヒルの子」を読んでくれたときの周りの子供たちのまなざしだった。うつむき耳をふさぎ、孤独を感じたオコエ選手は、その後も“心が無くなる瞬間”をたびたび経験する。 「親の似顔絵を書くとき、顔は肌色で描きなさいと言われた」 「おまえの家で虫とか食うんだろうと罵られた」 「甲子園に黒人は出るなとか聞こえてきた」……etc.etc 「ここから飛び降りて生まれ変わって、普通の日本人
映画『トゥルー・クライム』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『トゥルー・クライム』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 YouTubeで予告映像もご覧ください。 『トゥルー・クライム』 (127分/アメリカ/1999) 原題『True Crime』 【監督】 クリント・イーストウッド 【脚本】 ラリー・グロス ポール・ブリックマン スティーブン・シフ 【製作】 クリント・イーストウッド リチャード・D・ザナック リリ・フィニー・ザナック 【出演】 クリント・イーストウッド ジェームズ・ウッズ デニス・リアリー イザイア・ワシントン ダイアン・ベノーラ リサ・ゲイ・ハミルトン 【HPサイト】 映画『トゥルー・クライム』IMDbサイト 【予告映像】 映画『トゥルー・クライム』トレー
米東部マサチューセッツ州のマクドナルドが、ハロウィーン向けの展示として、首をつる人間のイラストを店内に掲げ、謝罪に追い込まれた。黒人に対するかつてのリンチ(私刑)を想起させる図柄だとして批判を受けたためだ。 問題のイラストは「ハッピー・ハロウィーン」の文字と、火のついたろうそくが入ったカボチャのほか、首をつった人間のシルエットが描かれている。 米メディアによると、地元の男子学生が10月22日、同州ノースアンドーバーの店のレジで見つけ、SNSに投稿した。店側は殺到した批判を受け、「深く後悔している。不適切と判断し、すぐに撤去した。意図せず地元の気分を害してしまったことを謝罪する」とする声明を発表した。 ハロウィーンの起源は、死者…
世界中に拡大している、黒人への暴力に抗議するデモ「ブラック・ライブズ・マター」には日本でも多くの有名人が賛同している。しかし、実際に日本で生活している黒人の人々が何を感じ、どんな日々を過ごしているのかはあまり明らかになっていない。そこで、YouTuberのティファニー・レイチェルさんに“本音”を話してもらった。 アメリカの黒人差別は根の深さが違う ティファニー・レイチェルさん(22)は、両親ともにアフリカ系アメリカ人。茨城県日立市で生まれ、12歳まで県内の公立小学校に通った。東日本大震災をきっかけにアメリカに引っ越し、現在は大学生として日本に戻っている。 茨城県で暮らしたのは人口2000人の町。両親は英語教師だった。入学した小学校は1学年7人だけ。近所の人たちはみな顔見知りで、ティファニーさんも地元の子どもたちと同じように扱われた。 だからこそ'11年に、アメリカに移り住んだときは苦労した
アメリカでも人気のK-POPは、黒人差別に抗議する「Black Lives Matter」運動に支持を表明したり寄付を行ったりした。だが一部のファンや識者たちは、それだけでは不十分だと指摘していると米紙は報じる。そう遠くない昔、K-POP業界で“顔の黒塗り”や“文化の盗用”が繰り返された過去にも向き合うべきだという声が高まっているのだ。 ソウルに黒人の居場所はなかった アレクサンドラ・リード(28)は、居場所のなさをずっと感じていた。 リードはガールズグループ「BP RaNia」のメンバーになる契約を結び、ソウルで2年間生活した。K-POP初の黒人アーティストのひとりだった彼女は、単なる客寄せの目玉ではなく、「K-POPミュージックの真の進化」に貢献すべく溶け込もうと必死だったという。 だが、自分がそこにいることが「場違い」だと感じずにはいられなかった。食事の注文の仕方やエアコンの操作方法
「顔認識技術を禁止せよ」 黒人差別を受けハイテク大手の対応は?:星暁雄「21世紀のイノベーションのジレンマ」(1/3 ページ) 米国で顔認識技術への批判が強まっている。IBM、Amazon、Microsoftが相次いで、警察など法執行機関への顔認識技術の提供を中止すると発表した。以前から顔認識技術は「人種差別、性差別を助長する」との批判があった。事件を機に大手テクノロジー企業が顔認識技術の提供中止に追い込まれた形だ。 「顔認識技術は有害だ」「顔認識技術の利用を禁止せよ」──このような声が米国で高まっている。巨大テクノロジー企業の米IBM、Amazon、Microsoftは相次ぎ警察など法執行機関への顔認識技術の提供を中止すると発表した。 「顔認識技術は有害」との表現に抵抗を感じる読者もいるかもしれない。「技術それ自体は善でも悪でもない」と考えるのが従来の常識だったからだ。だが時代は変わり、
こんにちは、ニュージーランドでパーソナルトレーナーをしているmikikoです。 今日は、今起こっているBlack Lives Matter(黒人の命にも意味がある)運動について。 私はなんの立場を取ることもできていません。考えがまとまらず、意見することもできず、結果としてSilent Majority (物言わぬ多数派)になってしまっている。でも意見がないわけではないんです。 どちらの立場をとることも行動に移すこともできてないけど、私の考えを聞いてください。 ▼困惑している 私のSNSのフィードも友人たちのBLM投稿で埋め尽くされています。黒人も白人もアジア人もその他の人種も、みんなが黒人差別のことについて話している。でも私はこのムーブメントに参加できずにいます。 ただ困惑している。 また、アジア人と白人の20〜30代の女友達10人ほどと意見交換をする機会がありました。 ニュージーランドで
1949年のジョン・リー・フッカー。彼の最初のヒット曲は「レイス・ミュージック」と分類された。以降のシングルは「リズム・アンド・ブルース」と呼ばれた。(Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images) リパブリック・レコードを筆頭に、メジャーレーベルは「アーバン」というラベルを放棄しようと動いている。しかしこれも、80年にわたって続いてきた、ブラック・ミュージックを周縁化するプロセスの一部。「私たちの肌の色は、私たちの関心、知識、あるいは専門性のあり方を決定づけるものではない」と、アトラス・ミュージック・パブリッシングのA&R部門長、ラトーヤ・リーは訴える。 「ブラック・ミュージックはこんにちのアメリカの音楽産業を支える柱だ。ほかのどんなかたちの音楽と比べても、ブラック・ミュージックは経済状況の変化に影響されることがもっとも少なかった。大きな問題は、
アメリカのミネアポリスで、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさん(46)が5月25日、警察官に首を膝で押さえつけられ死亡した事件を発端に、「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)」と訴える抗議活動が広がっている。日本での報道は減り、過ぎ去ったことのように感じられる人もいるかもしれないが、米国では現在も大規模なデモが継続的に実施されており、黒人差別の問題は存在し続けている。アメリカで「Black Lives Matter」の運動を間近で見てきた、日本人女性とアフリカ系アメリカ人男性の夫婦がいる。BuzzFeed Newsは2人に、話を聞いた。【 BuzzFeed Japan / 冨田すみれ子】 有理・デービソンさん(26)と、ジョシュア・デービソンさん(27)は、2019年10月に結婚し、ニューヨーク近郊の、ニュージャージー州・ハリソンで暮らしている。 ジョージ・フロ
お馴染みのイエス・キリスト像こそが白人による抑圧の象徴? Alessandro Bianchi-REUTERS <南軍の将軍や建国の父の彫像が次々に破壊・撤去されるアメリカで、キリスト像こそが白人至上主義のプロパガンダと攻撃される理由> 人種差別に対する抗議デモの広がりに伴い、南北戦争の記念碑などが次々に撤去されているアメリカで、ついにイエス・キリスト像までが槍玉に上がっている。 制度的な人種差別の象徴だとして、ツイッターでイエス像の撤去を呼びかけたのは、市民活動家のショーン・キング。脅迫コメントの殺到を受けて、「キリスト教白人至上主義者」の暴力を糾弾している。 「イエス像を撤去したら『おまえを殺す』という脅迫を、この48時間に約500件受けた。驚きはしない。キリスト教白人至上主義者の暴力性は今に始まったことじゃないからだ」──キングは6月24日にそうツイートした。 ミネアポリスで黒人のジ
日本では、米国での黒人差別問題が盛んに取り上げられる。その一方で、米国や欧州で起きている東アジア人差別はほとんど問題にされない。イギリス在住で著述家の谷本真由美氏は「アメリカや欧州では、日本人や中国人といった東アジア人が明らかに差別されている」という——。 ブラック人権擁護のデモは、誰のためか 2020年6月のはじめには、アメリカでアフリカ系の黒人が警官に殺害された事件を受け、黒人の人権を擁護すべきだと訴える「ブラック・ライヴズ・マター運動」のデモが起きました。イギリスでもこの動きが広がり、ロンドンの中心やバーミンガムでも大規模なデモが組織され、警官が20名以上負傷しました。負傷者には丸腰の若い女性警官も含まれていました。そもそもイギリスの警官は、武装部隊を除き銃を持っていないのです。 ロンドン中心部のチャーチル像をはじめとし、黒人の迫害にまったく無関係な銅像や戦没者慰霊碑、テロリストと戦
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