連日の猛暑で熱中症などによる救急搬送が相次ぐ中、相模原市は二十日、出動が続いて消防署に戻れず、食事を取れない救急隊員が食品を購入するため、コンビニエンスストアを利用すると発表した。深夜などには店内のイートインコーナーで食べるケースも想定。市消防局は、緊急事態に対応する措置として理解を求めている。(古川雅和) 同局によると、市内では今年に入り、コロナ禍で救急搬送が増えた昨年を5%程度上回るペースの出動が続いている。津久井地区で最高気温三九・二度を記録した今月十六日には百七十八件の出動があり、新型コロナウイルスの第七波と暑さが重なり、過去最多の出動となった昨年八月三日の百七十九件にほぼ並んだ。 一一九番が重なると、隊員は患者を市外を含む医療機関に搬送した後、すぐに次の搬送に向かうため、食事時間が確保できない。体調不良を訴える隊員は出ていないものの、空腹のまま何時間も働き続ける事例が出ていた。
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