政権が崩壊した状態となっているウクライナでは、野党が主導権を握る議会で任命された内相代行が、ヤヌコービッチ大統領を大勢の市民を殺害した容疑で指名手配するとともに、25日までに暫定政権を樹立するとして議会を中心に協議を続けています。 政権に抗議するデモ隊と警察との衝突で多数の犠牲者が出たウクライナでは、野党勢力が首都キエフを掌握する一方で、ヤヌコービッチ大統領はキエフを離れ、大統領を支えてきた与党も離反して、政権が崩壊した状態となっています。こうしたなか、野党が主導権を握る議会で任命されたアバコフ内相代行は24日、大勢の市民を殺害した容疑でヤヌコービッチ大統領を指名手配したことを明らかにしました。 ヤヌコービッチ大統領は22日以降、公の場に姿を見せないなかで、野党側は、25日までに暫定政権を樹立するとして議会を中心に協議を続け、政権の移行を進めています。 また、議会で任命されたトゥルチノフ大