経済産業省は、本年2月より計5回にわたり開催した「大学発ベンチャーのあり方研究会」における議論の成果として、我が国において大学発ベンチャーの質・量を増すためのエコシステムについて報告書をとりまとめました。 1.背景 大学の有する知識や人材を強みに新たなイノベーションを起こす存在として、大学発ベンチャーの重要性は日に日に増してきています。 経済産業省では2001年に「大学発ベンチャー1000社計画」を策定し、2004年には大学発ベンチャー数1000社を達成しましたが、米国を始めとした海外と比較すると、その数や成長度合いについては大きな差をつけられているのが現状です。 そこで、経済産業省では、本年2月より「大学発ベンチャーのあり方研究会」を計5回にわたり開催し、その議論の成果として、「大学発ベンチャーのあり方研究会報告書」をとりまとめました。 2.報告書のポイント 本報告書では、大学発ベンチャ