日本人の健康寿命と平均寿命は延びてきている 単なる寿命ではなく、健康的に過ごせる寿命としてWHOが2000年に提唱した概念として「健康寿命」があります。従前よく使われた平均寿命と比較すると、おおよそ10年の開きがあります。 ズバリ、70歳すぎまでが平均健康寿命で、80歳すぎが平均寿命です。 つまり、晩年の10年は日常生活に何らかの支障が出るような、いわゆる闘病生活を送る可能性があるということですね。あくまで平均ですので、もちろんその限りではありません。しかし、何事も平均というのは知っておきたいところです。 そう考えると、昨今よく議論される70歳定年、あるいは70歳年金支給などは興味深い話です。要は、健康的に動ける時間のほとんどの時間を勤労に費やす、捧げていくということになります。 その仕事が自分に合っていれば充実した人生となりますが、そうでない場合はのちのち後悔することになりかねません。