コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは3日、V12エンジンを搭載するフロントエンジン・2シータークーペの新型、フェラーリ『599 F1』を発表した。歴代フェラーリの中で、最も強力なV12エンジンを搭載する。 フェラーリ599は『575M マラネロ』の後継モデルで、往年の『250GT』、『275GTB』、『365GTB4』の流れをくむフェラーリのシンボル、V12ベルリネッタ(クーペ)だ。デザインはピニンファリーナによるもので、2月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアを飾っている。 F1技術が開発にフィードバックされた、クルマの挙動を路面に適応させるトラクションコントロールシステムの「TRAC」、磁気粘性流体サスペンションという磁場によって粘度を制御する「SCMサスペンション」など、最新技術を結集している。 エンジン排気量は5999ccで、最高出力620馬力、最大トルク 62kgm