日本はもちろんのこと、海外でも高い評価を受けている作家・村上春樹氏。今やその名を知らない人は少ないと思いますが、村上氏が東京・国分寺で「ビーター・キャット」というジャズ喫茶を構えていたことはご存知でしょうか。店に立ちながら小説を書いていた当時の、貴重なテキストがひそかに話題になっています。 ▽Lynceus: ジャズ喫茶のマスター 「Lynceus」というブログで紹介された、「ジャズ喫茶のマスターになるための18のQ&A」。現在は廃刊している雑誌『JAZZLAND』の取材に、26歳のときの村上氏が応えています。村上氏らしい独特なテキストでつづられた18の回答は35年前のものとは思えないほど斬新で、氏がつむぐ文書の魅力をひしひしと感じることができます。特にユニークなのが「レコードは最低何故必要でしょうか?」という質問に対して「度胸さえあれば15枚でOKです。」と答えたやりとり。氏らしいクール