今年のCEATECにおいて、来場者の反応が一番良いのではないか……と思えるほど熱気があるのが村田製作所のブースだ。話題を呼んでいるのは、同社のセンシングデバイスを搭載した自転車型ロボット「ムラタセイサク君」。動作デモは1日4回あるのだが、いつ行っても大混雑で、まともに見ることができないほどだ。じっくり見たい人は、開始15分くらい前に行って場所を確保することをお勧めする。 ほとんど揺れない驚異の安定性 ムラタセイサク君(以下、長いので"セイサク君")に搭載されているのは、ジャイロセンサー、超音波センサー、ショックセンサーのセンサー類と、認証システムのMTC(Multi-Task Communication)モジュール。ジャイロセンサーは2つ設置されており、1つは水平方向の角速度を検出し、自分の位置計算に利用。もう1つは横方向の傾きの検出で、これは言うまでもなく転倒防止用だ。 ムラタセイサク