この春、とっておきの旅のプランを提案したい。 その名も「選挙漫遊」 4月の統一地方選挙にあわせて、各地の選挙戦を見に行くのだ。 難しい情勢や政局なんて、わからなくても全然オーケー。 候補者の演説を見て回りながら、各地のうまい料理や酒を楽しむだけでいい。 「選挙漫遊」ということばの生みの親と、旅を楽しむ方法を探る。 (谷井実穂子) 「選挙漫遊」生みの親 「選挙漫遊」とは、投票権を持たない地域で行われる選挙を、スポーツみたいに観戦しに行く旅のこと。 そのことばの生みの親、かつ提唱者が、写真の中で名古屋名物の手羽先を食べている、畠山理仁(みちよし)だ。 実はこの人、“選挙通”界わいでは、ちょっと知られた存在だ。 フリーライターで、1人で全国各地の選挙戦を取材しているのだが、特徴的なのは、その方法。全国的な知名度があるような政治家も無名の新人も、同じように取材し、動画配信サイトなどで伝えている。