Ruby開発チームは、新たなJITコンパイラであるYJITを実験的に搭載したRuby 3.1プレビュー1を公開しました。 Ruby言語は以前から実行速度の向上を重要な改善項目として挙げており、Ruby 2.6では「MJIT」と呼ばれるJITコンパイラを搭載、昨年リリースされたRuby 3.0では目標としていたRuby 2の3倍の性能を達成しています。 参考:Ruby 3.0正式版リリース。「Ruby 2の3倍速」到達、型の記述、スレッドセーフな並列処理など新機能 一方でMJITはその機構上、Railsの大規模アプリケーションなどでの性能向上に十分な効果が発揮できていないとの評価もありました。 今回Ruby 3.1プレビューでマージされたのは、ECサイト構築サービスで知られるShopifyが開発を進めてきた「YJIT」と呼ばれるJITコンパイラです。 YJITは現在のところ20%から40%程
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