勤務先の市立中学校の図書約3千冊を転売していたとして、新潟市教育委員会は30日、この中学校で図書館司書をしていた元臨時職員の40代女性を、窃盗の疑いで新潟県警に告訴したと発表した。 市教委によると、元職員は2008年4月〜今年3月、同市秋葉区の小須戸中に勤務。09年9月ごろから図書室用に購入した本の大半を、市内の中古書店に転売した疑いがあるという。 今年4月、新任の司書が購入したはずの図書約500冊がないのに気づき、市教委が調べたところ約3千冊(約550万円相当)がないことがわかった。市教委が元職員に事情を聴いたところ転売を認め、「生活費にあてた」と話したという。