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ブックマーク / sunakago.hateblo.jp (1)

  • 黒瀬陽平『情報社会の情念』について - 鳥籠ノ砂

    黒瀬陽平『情報社会の情念 ――クリエイティブの条件を問う』(2013)は、私にとっては今ひとつピンと来ない美術批評だ。タイトル通り、情報社会におけるクリエイティブの条件を「情念」などの概念から説明する書は、しかし著者が警戒する「情報社会の球体」に回収されてしまっているのではないか。 書では「運営の思想」と「制作の思想」が対比され、両者はそれぞれ「必然」と「偶然」に対応している。しかし、このような対比は適切なのだろうか。たしかにビッグデータの時代とも言われる現代においては、データマイニングを駆使したパーソナライゼーションやプラットフォームの運営・設計が、閉塞空間の演出や良質な作品の産出などを左右している。とはいえ、そのことは直ちに個人の創造性を脅かすものではないだろう。たとえばソーシャルゲームにおいてもニコニコ動画のボーカロイド文化においても、現実には作者の作家性が存在していることは明ら

    黒瀬陽平『情報社会の情念』について - 鳥籠ノ砂
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