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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (122)

  • [書評]ローマ帝国の神々―光はオリエントより (中公新書:小川 英雄): 極東ブログ

    以前は、堀米庸三の「正統と異端」(参照)ではないが、キリスト教の正統とは何かという観点から私は西洋史を見てきた。その観点でローマの宗教も考えていた。だが次第に異教のほうが面白く思えるようになり、また、率直なところキリスト教の教理における正統は正統としても、実態は異教とされてきた諸宗教とそれほど差違はないどころか、異教が独自の変化をして西洋キリスト教になった側面が大きいのではないかという疑念もあり、少し概論的なものを読み直してみようと思うようになった。とりあえず選んだのは、「ローマ帝国の神々―光はオリエントより (小川 英雄)」(参照)である。読みやすく、よくまとまっており、また抑制が利いているので、通説はこのあたりなんだろうということがよくわかる好著だった。 古代ローマ帝国の盛衰は長期に渡り、版図を広げつつ異文化を積極的に取り入れたが、それは当然、人間の交流を伴うものであり、ギリシャ、ペル

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    style_blue 2010/08/18
    ヒストリエが面白いのでいずれ読んでみたい。
  • 靈氣とレイキ: 極東ブログ

    ヒーリング系ミュージシャンのルエリン(Llewellyn)にReiki Gold(参照)というアルバムがある。聞いただけで、ああルエリンという癒し系のしろもので、アエオリア(Aeoliah)より線が淡い感じがするが、このアルバムのなかにちょっと変わったタイトルの5曲がある。 Just for Today I Will Not Anger Just for Today I Will Not Worry Just for Today I Will Be Grateful Just for Today I Will Honour Just for Today I Will Respect 今日一日だけでよいから、怒らず、心配せず、謝念を持ち、といったことだ。オリジナルは慶応元年(1865年)に生まれた臼井甕男(うすいみかお)の五戒である。 今日丈けは 怒るな 心配すな 感謝して 業をはけめ 人に

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    style_blue 2010/07/20
    finalvent氏はたまにレイキの話をする。
  • Panasonicマルチグリラーで魚や肉をこんがり焼いたらうまかった。煙もほとんど出ない: 極東ブログ

    暑くなるとの趣向を変える。それ以前になんか作るのもおっくうになる。そうなると、私なりに世界の人の調理を見てきた結論でもあるが、適当に材を切って塩をしてオリーブオイルをまぶしてオーブンで焼く。野菜でも肉でも魚でも、それなりにうまくなる。意外に野菜は焼くとうまいものだ。魚は蒸し焼きならホイルしたり、塩釜にしてもいい。それはそれで美味しいのだが、ちょっと不満もあった。 特に魚がそうだが、オーブンだと七輪で焼いたうまさに及ばない。村上春樹の紀行「遠い太鼓 (講談社文庫)」(参照)だったと思うけど、一番美味しい魚料理としてギリシア人が七輪で魚を焼く話があった。この紀行文に春樹さんが雨のカバラを訪問するという話があるが、私もカバラに行って鰺の塩焼きをべた。ああ、塩焼き。 情けないなと思うのだが、毎度おおきに堂の塩焼き秋刀魚がけっこううまい。私は秋刀魚はフライパンにオリーブをひいて蒸し焼きみたい

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    style_blue 2010/07/02
    あえて魚焼き専用機か…いいかも。
  • [書評]『Shall we ダンス?』アメリカを行く(周防正行): 極東ブログ

    先日『Shall we ダンス?』の日米版の映画を見て、ノベライズも読んだ話は「極東ブログ:[書評]Shall we ダンス?(周防正行)」(参照)に書いた。その後、書、「『Shall we ダンス?』アメリカを行く(周防正行)」(参照)を文庫のほうで読んだ。 『Shall we ダンス?』日版の映画が公開されたのは1995年。その後、この映画に目をつけたアメリカ映画配給会社とのやりとりを周防監督自身が紀行文風にまとめたもの。随所の写真も独自の味わいを添えている。文庫化の前は1998年に同題で大田出版から出版されていたものだ(参照)。書の経緯についてはそれ以上私は知らないが、一部は文藝春秋にも掲載されたようだ。 話は時間順に展開され、途中同じような話がぐるぐると循環しているような印象もあるが、映画産業論としても、また映画を基軸にした日米欧の体当たり文化論としても非常に興味深い。随

  • [書評]農協の大罪 「農政トライアングル」が招く日本の食糧不安(山下一仁): 極東ブログ

    農政アナリストの山下一仁さんは、昨年までだったか、私が毎朝聴くNHKラジオで決まった枠をもって農政関連の話をしていた。その切れ味の鋭さから氏の意見をその後もおりを触れて傾聴してきたが、今年の年頭、書「農協の大罪」(参照)が出て少し驚いた。著作は専門的な内容に限定されるとなんとなく思っていたのに、一般向けの書籍でわかりやすうえ、過激であったことだ。 「過激」という表現は正確ではない。高校生でもわかることが普通に理路整然と書かれているに過ぎない。農協がいかに日の農業を滅ぼしたか、すっきりわかる。つまり、それが「過激」であると言うことになる。フォーサイト9月号記事「どこへ言った民主党『農政の理念』」で知ったのだが、書は全国農業協同組合中央会(全中:JA)の「禁書」に指定されたらしい。妙に納得した。 日という国の空気を多少なり知った大人なら、農協批判が逆鱗に触れる話題であることはわかる。以

  • [書評]中学生からの哲学「超」入門 ― 自分の意志を持つということ(竹田青嗣): 極東ブログ

    私は竹田青嗣氏の著作はデビュー作からほぼ網羅的に読んでいるので、初期の欲望論、そしてその基礎方法論としての一連のフッサール・現象学解説著作から、近年の「人間的自由の条件 ― ヘーゲルとポストモダン思想」(参照)による、フッサールからヘーゲルに至る社会思想への深化・変遷のあたりで、竹田氏は一つの頂点を迎えたのか、あるいは学生や実際上のお弟子さんたちの教育に忙しくなったか、しばらく思想的な展開は見られないものだろうと思っていた。 そうした流れで、書「中学生からの哲学「超」入門 ― 自分の意志を持つということ」(参照)も見ていたので、書店で見かけたときは、またこれも初期の副産物的な作品かと思っていた。実際、書はかつての類書「「自分」を生きるための思想入門」(参照)とよく似ている。なお、同書については「極東ブログ: 社会システムとルール社会を越えていくもの」(参照)で触れたことがある。また竹田

  • 毒物カレー事件最高裁判決、雑感: 極東ブログ

    毒物カレー事件最高裁判決について、もう少しメディアで騒ぐのかなと思ったが、自分が思ったよりは騒ぎはなかったように思えた。別の話になるが、タレントの清水由貴子さんが自殺したと見られるというニュースもあった。哀悼したい。が、これもそれほどには話題にはなっていないような印象を受けた。どちらもごく私の印象に過ぎないのだが、なんとなく十年といった時間が自分が思っているより遙か遠くに過ぎ去ってしまったということかもしれない。 毒物カレー事件最高裁判決だが、私は若干差し戻しを期待していた。もっとも高裁の控訴審判決を見ればそう予想はできたはずもなかった。 私はこの事件だが、個人的には冤罪だろうと思っている。仮に林被告が犯人だとしても死刑判決にすべきではないと思っている。そのあたりを無名の人の思いとしてやはり少しブログみたいなものに書いておくべきかなと思う。 とはいえ、「冤罪だ、不当だ」と強く騒ぎ立てる思い

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    style_blue 2009/04/22
    本人が否認していて状況証拠しかないのに死刑判決を出した事が、この先どう響くのかねぇ。
  • Web2.0とモンテッソーリ教育: 極東ブログ

    昨日のエントリを書くとき脳裏にはあったのだけど、話がずっこけて書くのを忘れていたのが、Web2.0とモンテッソーリ教育ということだった。 私は個人的にシュタイナー教育にはかなり関心をもってオイリュトミーやシュプラッハとか学んだりもしたというか、グルジェフィアンだと思っていた笠井叡先生が帰国後ほどなく開催した一般向けのオイリュトミー講座(中野テレプシコール)に参加していたくちで、あそこから後に有名な日人オイリュトミストが出てくる。そういえば、ヨガなんかでも東京在外国人グループ向けにこそっとロドニー・イーが開いていたワークショップなんかも参加していたがあそこからも今著名なヨガ指導者が出ているみたいだ。野口体操の野口三千三人のワークショップにも参加したな云々。時代かな。私も若かったし。ただ、私はどれにもそれほど傾倒しなかった。才能もなかった。しいていうとフェルデンクライスのいくつかのテーマは

  • 教育について: 極東ブログ

    国際学力比較について一昨日から昨日、少し話題になっていた。国際教育到達度評価学会が各国の小学4年と中学2年を対象に昨年実施した、国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果が公表され、低かったとされる03年の同調査に比べ、やや上回る結果となり、学力低下には歯止めがかかったいうことだった。しかし、他の調査では落ちているとか、学習意欲が低下しているなど、新聞などメディアでは話題になっていた。 私はまったく関心ない。一つには、日は国際的に高い教育水準にあるのに何が問題なのだろうかと不思議に思うくらい。今回の調査では、日は小学4年の算数・理科は36か国中4位、中学2年は48か国中、数学5位、理科3位。そのくらいでいいのではないか。 また私は、公教育は最低限であとは私学にすべきだし、なにより教育に国家が介入するのはやめてくれと思う人だからだ。なので文科省なんて不要だと思っている。 で、なぜです

  • [書評]中学生でもわかるアラブ史教科書(イザヤ・ベンダサン、山本七平): 極東ブログ

    かつて一読はしたが、「文藝春秋」とは異なり、74年の「諸君」はあまり図書館で保管されていないので、こうして30年以上も経って復刻されて再読すると感慨深い。この歳になって読み直してみると(つまり当時の筆者らと同年くらいの歳)、書き様がけっこう荒っぽいし不用な修辞も多く見られる。はたしてこれが「中学生でもわかる」だろうかと少し考えて、しかし生意気だった自分の中学生時代を思えば、小利口な中学生なら十分読めるだろう。さて、ここでためらうのだが、書は、冷静に評価すれば、トンデモであろう。 私は、山七平の心酔者であり、30年以上もイザヤ・ベンダサンの追っかけ読者でもあった。両者の関係についてはここでは触れない(なのであまりべたなツッコミもやめてくださいね)が、二者が同じテーマでしかもほぼ同時期に書いたものを並べてみると、考え方はさすがに同じだが、究極の部分を見つめる視線に差を感じる。単純に言え

  • そろそろ葉酸について一言言っておくか: 極東ブログ

    「そろそろ葉酸について一言言っておくか」とか、私は別にそんな偉そうなことを言える立場にはないのだが、ブログにありがちなこのタイトル形式を一度使ってみたかっただけなので許してくれ。それだけだ。というわけで、以下の内容について、一応市販書レベルの典拠は付けておくが、みなさんの健康指導ということではないので、そういう情報が必要な人は、しかるべき人にご相談くださいませ。 と言いつつ、たぶん、しかるべき人は、ヒッジョーに曖昧なお答えをなさると思う。という、あまり語られない理由もなにげ含めておくのでご参考までに。ついでに、アフィリっちゃいますが、是非とかいう意味ではありませんので、念為。 さて。 こんなエントリを書こうかと思ったのは、先日14日になるが葉酸と妊娠のこの記事、読売新聞”先天障害リスク下げる「葉酸」、進まぬ摂取”(参照)を見たからだ。 先天障害の発症リスクを低下させる効果があるとされる、ビ

  • 消費って楽しいのかっていうか: 極東ブログ

    に必要なのは内需拡大、つまり日国民がもっと消費しようよ、ということだが抽象的過ぎる。もっと具体的に自分の消費行動を省みて最近何か変わってきているだろうか。少し変わってきているみたいだ。以前の自分ならしなかった浪費の傾向もあるなと思えてきた。 私はちょっといしん坊というくらいで他にはあまり生活にテイストというのはない。失笑を買うかもしれないが、物事にこだわりというのはない。生活は合理的なほうがいい。そういう筋は変わらないのだが、実際の自分の消費行動を見ていると、このところ以前よりスタンダードなものを避けることがある。単純な話、材とかお菓子とか、ちょっとよいものを買ってしまう。ワンランク上のものというより、これがスタンダードであるべきだというスタンダード感覚で買っているようだ。 製造や流通、マーケティングといったところで妥当な商品というのがそれなりに優れているのはわかるのだけど、そ

  • 昨今ブログ事情など: 極東ブログ

    ブログを始めてこの夏で四年になるのか。さすがにそろそろ終わり感も漂うし、あるいはすでに終わっている終わっていると言われているように今は終わった後の光景なのかもしれない。この間ブログの世界もいろいろ変わった。内側にいて思うことを少し。 先日、ブログ界で知る人ぞ知る知らない人は知るわけねーじゃんのうんこさんことハナ毛さんことことことから、ブログ始めるとしたらどこがいいでしょ(参照)と聞かれた。うぉらぁエントリに関係ない糞コメントすんじゃねーとか言うのもなんだしスルーっていうのもと思って、エントリ書いたら、これがさ、長くなってしまって掲載をためらっているうちに紛失してしまった。どうでもいいけど。 で、どのブログホストサービスが良いか? 一言でいうと、あ、このブログっていいなというブログをサポートしているところがいいですよ。 「池田信夫 blog」(参照)が良いなと思えたらグー、「ブログ時評」(参

  • 家計って株式投資で儲かってんの?: 極東ブログ

    十三日の朝のラジオで評論家内橋克人が、株式を保有している世帯と銀行・郵貯などに貯金している世帯とでは家計の収入に大きな差が出てきて困ったものだという話をしていた。ぼんやりと寝惚けた頭で話を聞き流していたのだが、え?と思って目が覚める。そうなのか? というかどのくらい差があるのか。話を聞いているとけっこうな差がありそうだ。まあ、差があっても別によいわけで、それを格差問題だとも思わないのだが、気にはなっていた。その後、十七日付けの日経新聞に同じ話が載っていたので、ざっくり確認し、あらためて、へぇと思った。 話は内閣府発表〇五年度の国民経済計算(SNA)によるらしい。ソースは”17年度国民経済計算(93SNA)”(参照)ではないかと思う。が、データばっかりで私のような素人からは内橋の話は読み取れない。というわけで、ざっくり聞いた話をまとめるのだが、二〇〇五年度の国民所得の内、家計に回った所得(賃

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    style_blue 2007/03/04
    コメント欄参照 >すなわち、株式・投信等を購入したサラリーマン層が配当で潤っているというようり、企業のオーナーが自分に多額の配当を出しているのだろうと思われます。
  • 金時豆フェジョアーダ(Feijoada): 極東ブログ

    先日フェジョアーダ(Feijoada)を作る機会があったので、ついでにブログ。 フェジョアーダ(feijoada)は、豆と豚肉または牛肉を煮込んだブラジル料理。ブラジル人してみると故郷の味ということじゃないかと思う。私は沖縄暮らしとき近所にいたブラジル人が調理したをべてとても気に入った。基的に大量にできるのでそう頻繁には作らない。ちなみに私はフェジョアーダをっているときはヴェジタリアンではないです。 彼にどうやって作るのと聞いたら、豆と肉を煮るだけだよと言っていた。味付けは? 塩だけ。そ、そうかぁ? いずれにせよ、こんなのレシピないよ的な印象だったけど、美味しく作るにはなにか経験というか感性が必要な印象だった。 というわけで、ある意味似たようない物であるポークビーンとかの想像で私流のレシピというかすごく大雑把ななんだけど。 当は豆はフェイジョンというのを使う。色が濃い。最初べた

  • 普通に人が知っていることで私が知らなかった三つのこと: 極東ブログ

    私は普通に人が知っているのに知らないことが多い。そういうことがしょっちゅうあるので時たま街のなかでなにげなく他人の行動を見ていたり、お店とかだと店員の人にすごくファンダメンタルな疑問を投げかける。そういえば以前、JRのスイカを熱っぽく宣伝しているお兄さんがいたので、「スイカって何ですか?」と聞いて無視された。そういえば、コンビニのコピー機にデジカメをつなげている若い女性がいたので何をしているのか横目で何気なく見ていて、後から了解した。そんな感じ。私はあまり現代文明に合ってないような気がする。そんなことで、最近の、普通に人が知っていることで私が知らなかった三つのことについて。あー、もちろん雑記である。 1 コーヒーの簡易ドリップが意外に美味しい 私はコーヒーはいちいち豆を挽いて煎れる。インスタントコーヒーは飲まない、のだが、菓子作りの材料に買ってはある。ところが、昨年後半から、歳のせいなのか

  • ナンのいい加減な作り方: 極東ブログ

    好例、い物の話でも。で、何だろ? 何だろ、ナンだろ。というべたな洒落でナンのいい加減な作り方。きちんとした作り方についてはぐぐると情報があると思う。 必要な物は、量り、計量さじ、小麦粉強力粉、イースト、塩、砂糖、油、それと水。 強力粉はカメリア粉でいい。薄力粉を半分まで混ぜてもいい。これが200グラム。これに砂糖を大さじ2、塩小さじ1、イースト小さじ2を入れて箸でよく混ぜる。油を大さじ2を入れ、水120CCを入れて練る。油はなんでもいい。バターを入れると美味しい。 手がべたべたになるのがいやなら、「極東ブログ: 手抜きうどんの作り方」(参照)みたいに水回ししてから練るといい。練るものだいたいうどんと変わらないが、ナンの場合はもうちょっとゆるくなる。 練りながら耳たぶよりちょっと柔らかい感じで均質になったら丸めてボールか鍋に入れて濡れ布巾でも被しておく。室温でいい。待つこと小一時間。おやぁ

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    style_blue 2007/01/27
    >貧乏生活は粉食ですよ。
  • アーヴィング・バーリンのこと: 極東ブログ

    アーヴィング・バーリン(Irving Berlin, May 11, 1888 ~ September 22, 1989)はホワイト・クリスマスの作詞作曲家だ。 I'm dreaming of a white Christmas Just like the ones I used to know Where the treetops glisten, and children listen To hear sleigh bells in the snow 曲想はバーリンが別の作曲仕事の徹夜明けに思いついたものらしく、冒頭「夢見る」にはリアリティがありそう。彼は早朝オフィスに着くや秘書に楽譜として書き留めさせたという。一九四〇年のこと。大ヒットは、ビング・クロスビー(Bing Crosby)による一九四二年のミュージカル映画「ホリデー・イン」の歌だ。時代背景もあった。前年の十二月七日(米国時

  • 雑煮の作り方: 極東ブログ

    正月なので雑煮の作り方を書く。最初に断っておく。正確な作り方ではない。我流だ。必要なものは、カツオのダシパック、薄口醤油、みりん、、小松菜、鶏もも肉、蒲鉾。ニンジンはあってもいい。準備は、ニンジンを薄切り半月で小松菜と一緒に最初に湯通ししておくことくらい。鶏もも肉いやすいように切る。炙っておけるならそうするといい。はかならず焼き目を入れる。 ダシ汁を作る。2人分なら400CCくらいか。パックを入れて2分も煮立てればいい。ダシについてはうるさく言う人が多いがそんなことを気にしていては料理が煩瑣になるだけだ。気にしない。鶏肉を入れ、火を通す。ダシ汁に薄口醤油と味醂を大さじでそれぞれ半分ほど入れる。あとの具を全ていれて、熱くなれば終わり。料理とも言えないようなしろものだ。雑煮とはそんなものだ。手間をかけるいものじゃない。追記 このレシピだと甘いので味醂の量は好みで減らすこと。味醂はなく

  • 「MOON -月亮心-」(チェン・ミン): 極東ブログ

    昨日も美しい月だったが、今日もまだ見た目には満月に見える。美しい。が、月の美しさというのに私は奇妙な違和感がいつもある。沖縄の人は、私がそうなのだが土日人とは違った月への思いというのがあり、長く暮らして、少しわかったように思えた。そして、中国、アジアの人の月への思いというのをときおり考える。理解が深まるほどに、違和感も深まる。 月への思いは、それをテーマにしたチェン・ミンの「MOON -月亮心-」(参照)にも感じられる。このところ季節がらというか、このアルバムをiPodでよく聞く。美しい曲が多いし、確かに月というものを強く感じさせる。 チェン・ミンは素直にいうと苦手だ。美人過ぎるところに違和感を覚えるし、中国人に対してどうしてもアンビバレンスな思いもある。彼女の演奏や曲へのインサイトにはそうした見てくれなどどうでもよい純粋な部分もあるのだが、そこでもなにかがなじめない。女性だからという