竹中直人の熱望により大橋の初期作品集「ゾッキA」「ゾッキB」の実写化を実現させた同作。竹中、山田孝之、齊藤工が監督として共同制作し、倉持裕が脚本を手がけた。原作のエピソードを多数織り交ぜ、ありふれた日常に巻き起こる不思議な人間模様を描いている。 演技未経験の九条は会ったことのないクラスメイトの姉に恋をしてしまう高校生・伴くん役で齊藤の監督パートに参加。監督直々にバリカンを入れられ、坊主頭で熱演した。 イベントでは、「もともと大橋先生の『シティライツ』という作品が大好きで。(今作の)原作も読んでいたので、その作品の好きな話に参加できるということで、人生で一度も坊主にしたことなかったんですが『全然髪もいらないです』と、やらせていただいた」とその覚悟を明かす。もちろん抵抗感もあったが、「衣装合わせのときに工監督がいきなりバリカンでいくぞ!と。(頭の)真ん中からぐいーといったので、『ああ、これもう