日本代表史上最年少での招集、日韓W杯出場経験を持つ市川大祐。彼のキャリアに影を落としかけたのは「オーバートレーニング症候群」だった。10代にして選手生命の危機を迎えた市川の当時の状況、そしてその経験を指導者として伝える今について聞いた(全2回/前編は関連記事からもご覧になれます) オーバートレーニング症候群という病名がまだ、あまり知られていなかったこの時代。まだ18歳と若かった市川はどのようなプロセスを踏み、立ち直っていったのだろうか。 オーバートレーニング症候群は「休養」が必須の治療となる。発症までのトレーニング強度や期間、症状の程度にもよるが、まずは完全休養をし、定期的な通院のもと、トレーニングを再開してもいいと判断されれば、軽い強度からトレーニングを開始する。 市川の復帰へ向けてのプロセスも体を休めることから始まった。 完全休養期間はサッカーから完全に離れ、家族と温泉でリフレッシュ。
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