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ブックマーク / business.nikkei.com (30)

  • ネットを監視も干渉もしない国は日本を含むたった4カ国だけ

    インターネット上の意見に政府の圧力がかかるのは70カ国中53カ国、監視干渉行為をしない国は日を含めてたった4カ国。ネット上の自由に迫る「影」は着々と広がり続けています。その実情とは。長年情報通信政策に携わり、現在は大手プロバイダーのIIJ副社長である谷脇康彦氏の著書『教養としてのインターネット論 世界の最先端を知る「10の論点」』から一部を抜粋して紹介します。 インターネットはどう生まれ、どう使われてきたか 1960年代のインターネット草創期。インターネットの普及は世界の人々の間で情報や知識を共有することを促し、透明で民主的な社会の実現に貢献するという期待が利用者の間に確かに存在していました。これはインターネットの基精神である「自律・分散・協調」という面に依拠するものでした。 具体的には、インターネットを構成するルーターなどの機器は民間の人たちが「自律」的、つまり自由に設置・運用し、あ

    ネットを監視も干渉もしない国は日本を含むたった4カ国だけ
  • マスク氏、Twitterを捨て「X」に スーパーアプリ化の奇策に疑問の声も

    マスク氏、Twitterを捨て「X」に スーパーアプリ化の奇策に疑問の声も
  • 崩れたドコモの品質神話、「電波が悪い」の不満噴出で迫られる対策

    NTTドコモの林直樹無線アクセスネットワーク部長は、昨今SNSで目立つドコモ回線の品質低下について、こう反省の弁を述べる。 普段ドコモ回線を使っている筆者も、ここ最近の品質低下を実感している。駅前の店舗などでスマートフォン決済の画面を出そうとしても、なかなか画面が表示されないのだ。店員も「最近、スマホ決済で待たされている人が増えていますね」と話す。 今、ドコモ回線に何が起きているのか。 NTTドコモの引馬章裕ネットワーク部長は「5G展開の過渡期ならではの問題が起きている」と語る。一体、どういうことか。引馬氏は「(5G専用帯域を使い高速・大容量な)『瞬速5G』の基地局が未整備なエリアでは、既存の4G基地局だけで対応しなければならない。都市の再開発で、従来の基地局を撤去しなければならなくなったり、人の流れが変わったりするケースがあり、想定よりも通信容量が逼迫するエリアが出てきている」との事情を

    崩れたドコモの品質神話、「電波が悪い」の不満噴出で迫られる対策
  • オミクロンでも集団免疫は困難か、「変異」ネックに

    新型コロナウイルスの新変異株・オミクロン株は、従来株をはるかにしのぐスピードで感染を広げている。しかし、十分な数の人々が免疫を獲得して感染拡大が止まる「集団免疫」の達成がオミクロン株によって容易になるとの見方に専門家は否定的だ。 公衆衛生当局は流行の早い時期から、人口の十分な割合がワクチンを接種するか、ウイルスに感染すれば集団免疫の状態に達する可能性があるとの期待を示してきた。 だが、この1年間に新型コロナウイルスが次々と新しい株に変異し、ワクチン接種済みの人や既に感染した人も再感染するようになったため、こうした希望に影が差した。 昨年末にオミクロン株が出現して以降、あらためて集団免疫達成に期待を抱くようになった医療当局者もいる。 オミクロン株は感染拡大が速く、症状が軽いことから、近いうちに十分な数の人々が比較的軽い症状のままコロナに感染し、免疫を獲得するのではないかという理屈だ。 ところ

    オミクロンでも集団免疫は困難か、「変異」ネックに
  • 「デジタルとは無縁」、辺境の地が育むレコード針

    国内外で沸き起こるレコードブーム。その産業を支えるいぶし銀メーカーが日に多いことはあまり知られていない。日海沿いの町に社を構える日精機宝石工業(JICO)はその1社。デジタル技術DXとはほぼ無縁で丹念なものづくりだけが息づく。その質実剛健さが世界のファンを虜(とりこ)にしている。

    「デジタルとは無縁」、辺境の地が育むレコード針
  • 「改革は待ってくれない」というのはウソ

    この週末の日曜日(11月1日)に、大阪市を廃止して4特別区に再編する、いわゆる「大阪都構想」への賛否を問う住民投票が実施される。 この大阪市廃止&再編の計画について「大阪都という自治体ができるわけでもないのに大阪都の名称を掲げてその賛否を問うのは欺瞞だ」という声があることは承知しているのだが、当稿では、簡明さと一般への浸透度を重視してカギカッコつきで「大阪都構想」と呼ぶことにする。 今回は、その「大阪都構想」について書く。 結果がいずれに落着するのであれ、現時点で自分がどんなことを考えていたのかを書き留めておくことには意味があると思うからだ。 大阪市在住の読者の中には、オダジマが当欄でこの話題をとりあげることについて 「他府県の人間が口を出さないでくれ」 「部外者が興味位であれこれ言わないでほしい」 というふうに感じている人がいるかもしれない。 実際、私がツイッター上で、大阪の話題に触れ

    「改革は待ってくれない」というのはウソ
  • 完成した国立競技場の黒字が見通せない3つの理由

    東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる国立競技場が完成した。膨れ上がった建設費や設計の白紙撤回など、混乱が続いた「スポーツの聖地」は、ようやく12月21日のオープニングイベントでお披露目となる。ただし、難題はまだ残る。莫大な維持費を抱えながら、収支をどうやって黒字化するか。先が見通せない3つの理由を解説する。 国立競技場の未来に、早くも暗雲が垂れ込めている。政府は国立競技場の五輪・パラリンピック終了後の「後利用」に関し、民間企業に運営権を売却する方式を検討している。当初は年内にも民営化計画を作成するはずだったが、2020年秋以降に先送りにする方針だ。事業者の公募も五輪後に先送りする。運営権に興味を持つ民間企業から「採算性などを判断できない」という意見が相次いだためだ。 「うちは手を挙げないつもりだ」。スポーツ施設の運営実績がある民間企業の担当者はこう話す。なぜか。詳細な図面などを五輪の

    完成した国立競技場の黒字が見通せない3つの理由
  • 和田誠さんがまいたサブカルの種子

    この20年ほどは、メディアを通じて配信される記事や報道の中で、お名前を見かける機会がなくなっていた。それゆえ、私自身、和田誠さんのことを思い出さなくなって久しい。私は、忘れてはいけない人の名前とその作品を、当に長い間、思い出すことさえせずに暮らしていた。何ということだろう。 訃報に触れて、あれこれ考えるに、自分がいかにこの人の作品から多大な影響と恩恵を受けていたのかを、あらためて思い知らされている。今回は、そのことを書く。 テレビや新聞の回顧報道を眺めながら、その回顧のされ方に時間の残酷さを感じることは、誰の訃報に触れる場合でも、毎度必ず起こる反応ではあるのだが、今回の和田誠さんの業績のまとめられ方には、ことのほか大きな違和感を覚えている。 何より、扱いが小さすぎる。 誰の訃報と比べてどんな風に小さいという話ではない。 和田誠という人が残した仕事の量と質と範囲の広さと、それらの作品を生み

    和田誠さんがまいたサブカルの種子
  • 女は「ガラスの天井」、男は「ガラスの地下室」

    女は「ガラスの天井」、男は「ガラスの地下室」
  • 「闇営業」の本筋はそこじゃない

    「闇営業」という言葉は、いつ頃からメディアで使われるようになったのだろうか。 この耳慣れない言葉は、誰によって発明され、どんな分野で市民権を得て、いかなるタイミングで新聞の紙面で使われるまでに成長したのだろうか。 職業柄、この種の新語には敏感なつもりでいるのだが、不覚なことに、私はこの言葉を、つい3日ほど前までまったく知らなかった。 この関係のニュースを知ったのは、ツイッターのタイムライン上に、スポニチの記事へのリンクが張られたからだ。 ところが、吉興業所属の芸人などによる「闇営業」の顛末を伝える記事へのリンクは、その日のうちに、突如として削除される。 ニュースに反応していたアカウントのツイートは、当然、リンク切れになる。 かくして、この種のなりゆきにセンシティブなニュースウオッチャーたちが騒ぎはじめる。 「なんだ?」 「どういうことだ?」 「どうしていきなり削除してるんだ?」 「圧力か

    「闇営業」の本筋はそこじゃない
  • 『進撃の巨人』全巻188円? 宅配買い取りの罠

    『進撃の巨人』全巻188円? 宅配買い取りの罠
  • 「現場の嫌がらせ」では済まないレーダー事件:日経ビジネスオンライン

    単従陣で旗艦を務める韓国の駆逐艦「広開土大王」、2008年7月撮影(写真:SOUTH KOREA NAVY/AFP/アフロ) 攻撃直前の行為 韓国の駆逐艦が日の哨戒機に対し「攻撃寸前の態勢」をとりました。 鈴置:防衛省の発表によると12月20日、海上自衛隊の哨戒機P1が日海の日のEEZ(経済的排他水域)を飛行中に、韓国海軍の駆逐艦、広開土大王(クァンゲト・デワン)から火器管制レーダーの照射を受けました。 弾の入った銃を他人に向けたのも同然で、平時にはあり得ない行動です。岩屋毅防衛相は12月21日「攻撃直前の行為だ。不測の事態を招きかねない。韓国は説明すべきだ」と語りました。 共同通信の「レーダー照射『攻撃直前の行為』と防衛相」(12月21日)などが報じました。 否認に転じた韓国 韓国政府は事件を否認しています。 鈴置:初めは堂々と認めたうえ「大した話ではない」と言っていました。それが

    「現場の嫌がらせ」では済まないレーダー事件:日経ビジネスオンライン
  • 半島がまた、きな臭くなってきた:日経ビジネスオンライン

    2017年12月に実施された米韓の合同空軍演習「Vigilant Ace」訓練中、京畿道平沢市在韓米空軍烏山基地の上空を飛行する米国の電子戦機EA-18G(写真:YONHAP NEWS/アフロ) 核を捨てない北朝鮮 鈴置:2018年6月12日にシンガポールで米朝首脳会談が開かれ、両国の関係改善が謳われました。北朝鮮が核を放棄する代わりに、米国は北朝鮮の体制存続を認めることでも合意しました。 しかしこの取引は、雲散霧消しました。北朝鮮は核を放棄するつもりなどなく、それを米国も認識したからです。 米朝首脳会談後、北朝鮮から漏れてくる情報は共通していました。北の当局が「米国を騙すことができた。核を放棄するフリをしてカネを得ることができる」と国民に説明しているというのです。 北朝鮮は過去何度も世界を騙すのに成功してきましたから、国民はそれを信じ「経済制裁が解除され、生活が楽になる」と期待を高めまし

    半島がまた、きな臭くなってきた:日経ビジネスオンライン
  • IMF危機を思い出す韓国人:日経ビジネスオンライン

    通貨危機に見舞われた韓国ソウルで1997年11月、金融改革方針を巡る反政府集会に参加した韓国銀行の行員たち(写真:ロイター/アフロ) (前回から読む) 韓国人は今、1997年の通貨危機を思い出す。資逃避が始まるなか日米との関係が悪化し、金融の命綱を失う。というのに政権は手をこまねき、政界は抗争に明け暮れる――。21年前とだんだん似てきたからだ。 面子も職も失った 鈴置: 11月28日封切りの映画「国家不渡りの日」が韓国でヒットしています。初めの1週間で157万人が見たと報じられています。 韓国は1997年秋から通貨危機に見舞われ結局、IMF(国際通貨基金)に救われました。タイトルが示すように、当時の経済危機を描いた映画です。 実録風の映画ではありますが、この危機を利用して大儲けしたという架空の人物も登場します。韓国語の予告編はここで見られます。 「IMF危機」ですね。 鈴置:そうです。韓

    IMF危機を思い出す韓国人:日経ビジネスオンライン
  • 「米韓同盟消滅」にようやく気づいた韓国人:日経ビジネスオンライン

    20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、11月30日に開催された米韓首脳会談は「非公式」に格下げされた(写真:White House/ZUMA Press/アフロ) 米大使が警告 鈴置:韓国に駐在するハリス(Harry Harris Jr.)米国大使が「米韓同盟がいつまでもあると思うな」と韓国に警告しました。文在寅(ムン・ジェイン)政権が制裁緩和を唱えるばかりで、北朝鮮の非核化に不熱心――はっきり言えば非核化を妨害しているからです。 ハリス大使は「2018年統一貢献大賞」を受賞。11月26日にソウル市内で開いた授賞式での発言でした。 朝鮮日報社の発行する月刊朝鮮が独自ダネ「ハリー・ハリス駐韓米大使、『米韓同盟を当然視してはいけない』」(韓国語、11月27日)で報じました。大使の発言を記事から拾います。式の参加者が同誌に伝えたものです。 (米朝首脳会談により)北朝鮮に肯定的な変化が生まれる

    「米韓同盟消滅」にようやく気づいた韓国人:日経ビジネスオンライン
  • 増える月曜朝の中高年の縊死と就職氷河期の果て:日経ビジネスオンライン

    「月曜日の朝、中高年の自殺が増える」という研究結果が話題になっている。 調査では1974年から2014年までの41年間に日国内で自殺した20歳以上の日人のうち、死亡時刻が記録されている87万3268人を用い、死亡時刻と曜日を、性別、年齢別に分析した。 その結果、40~65歳までの中高年男性の場合、月曜日に自殺で死亡する頻度は、土曜日の1.55倍。出勤前の時間帯に自殺する頻度は、午後8時以降に比べ1.57倍で、最も少ない土曜夜(午後8~午前0時)の2.5倍だったことがわかったのである(早稲田大学の上田路子准教授や大阪大学大学院の松林哲也准教授らのグループによる)。 「月曜の朝って、通勤電車乱れるもんね」 「また1週間が始まると思うと……つい……てことなのかなぁ」 「気持ちはわかる……」 「50過ぎると会社でいじめられるし」 「中高年ってことは中間管理職か」 「僕も……他人事じゃないなぁ…

    増える月曜朝の中高年の縊死と就職氷河期の果て:日経ビジネスオンライン
  • 今の経営者はなぜ「月」の夢しか抱けないのか:日経ビジネスオンライン

    今の経営者はなぜ「月」の夢しか抱けないのか:日経ビジネスオンライン
  • ウナギを食べたい人たちの言い訳

    ウナギが不漁らしい。 毎日新聞によれば、 《絶滅危惧種ニホンウナギの稚魚シラスウナギが今期は極度の不漁で、国内外での漁獲量が前期の同じころと比べて1%程度と低迷している。漁は4月ごろまで続くが、このまま推移すれば過去最低の漁獲量となりかねない。--略--》ということのようだ(こちら)。 特に驚きはない。 むしろ、ニュースの第一報に触れて 「当然だろうな」 と思ったというのが正直なところだ。 さらにもう少し率直な感想を述べるなら、私は 「自業自得だよな」 という感慨を抱かずにおれなかった。 「ざまあみろ」 とまでは思わないものの、ニュース原稿の中で不漁を嘆いている関係者に対して、真摯な同情を寄せる気持ちにはならない。 というのも、このニュースは、かれこれ10年以上も前から、様々な立場の人々が異口同音に指摘し、予告し、警告し、懇願し、提言し、あるいは叱責罵倒非難問題提起してきた話題の延長線上に

    ウナギを食べたい人たちの言い訳
  • ポプラ「大手とは違うコンビニつくる」:日経ビジネスオンライン

    目黒真司(めぐろ・しんじ)氏 1994年、広島銀行に入行。1996年ポプラ入社。2008年に社長就任。創業者である目黒俊治会長の娘婿にあたる。47歳。 現在のコンビニエンスストア業界をどうご覧になっていますか。 目黒真司氏(以下、目黒):自分も業界に入って20年、ずっと現場を駆けずり回って来ました。社長になってからもそろそろ10年たちますので、業界の流れは理解しているつもりです。やはり大きいのは、大手チェーンの寡占が進んでいる事実です。これは裏返せば、お客にとっての選択肢が減っているということです。 消費者がセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの大手3チェーンしか選べなくなっている、ということですね。 目黒:いえ、我々にとってお客さんというのは、お店に来ていただいて商品を買ってもらう消費者もそうなのですが、店舗運営をしてくださるオーナーさんですね。事業主さんが加盟できるチェーンの選択

    ポプラ「大手とは違うコンビニつくる」:日経ビジネスオンライン
  • コンビニ業界「北の異端児」吠える

    コンビニ業界「北の異端児」吠える