訳者あとがきによれば、著者ピーター・ディアは世界的な科学史研究誌『Isis』に掲載された論文を精選して編集することを委託されたりと厚い信頼を受けている科学史研究者で、現在はコーネル大学で科学史・科学技術論を講じている。2001年刊行の本書は翌2002年にアメリカ科学史学会からWatson Davis and Hlen Miles Davis Prizeなる賞を受賞しているとのこと。 歴代の受賞作↓ http://www.hssonline.org/about/society_davis.html 本書は1500〜1700年の200年間の科学革命を扱った一般読者向けの科学史・哲学史。 長年にわたる古典的な科学革命観はというと、それまでの時代の魔術的なるものを一掃した(テレレッテレ〜☆ みたいなイメージだったが、本書によれば実際はもっと事情は複雑だったようである。神学や錬金術といったものは18
