現在、地球上の動物種の半数以上が減少しているが、過去の大量絶滅とは異なり、今回はすべて人類が原因であると論文は主張している。 悲しいことに、現在進行中の世界的大量絶滅は、当初予測されていた以上に深刻であると最近の研究は指摘している。国際的科学者チームは、全世界の動物種(哺乳類、鳥類、両生類、魚類および昆虫類)7万1000以上の個体数推移を調べ、観測開始以来どのように変化してきたかを分析した結果、上記の結論に至った。 分類学上の「綱」ごとの個体数の減少、安定、増加、あるいは不明/未評価傾向の割合。左から哺乳類(N=5969、鳥類(N=1万1162)、両生類(N=7316)、爬虫類(N=1万0150)、魚類(N=2万4356)、および昆虫類(N = 1万2161)。データはIUCNレッドリストによる(DOI:10.1111/BRV.12974) 一般に、種が置き換わるよりもずっと早く消失してい