[印刷ページ] 溝上慎一の教育論 目次 > 理論・データ > (理論)初等中等教育における主体的・対話的で深い学び (2017年1月12日掲載 2021年11月29日更新) 要点 学習指導要領改訂に向けての答申(2016年12月21日)が出され、主体的・対話的で深い学び(「アクティブ・ラーニング」の視点)が提起された。 1年前の『論点整理』と比べると、アクティブ・ラーニングに「深い学び」の視点を加えたことが最大の変更点である。この追加によって、「活動あって学びなし」「活動主義」「はい回るアクティブ・ラーニング」は、アクティブラーニングではないと否定することが容易になるだろうと期待される。 アプローチや定義の違いはあれども、学術的なアクティブラーニングと、答申のアクティブ・ラーニングの視点(主体的・対話的で深い学び)の目指すものに本質的な差異はないと考えられる。 主体的・対話的で深い学びを