大阪府の橋下徹知事や「大阪維新の会」(代表・同知事)の府議団が君が代斉唱時に教職員に起立を義務付ける条例制定を目指していることに関し、堺市の竹山修身市長は18日の記者会見で「条例で規制するのは最小にすべきだ」と述べ、批判した。 市長は、規制する前に国旗国歌に敬意を払わせる教職員への教育が重要との認識を表明。「国旗国歌への敬意は当然のことだ」とした上で「堺市では国歌斉唱中に座ってるような教員はいない。条例を定める必要はない」と強調した。 府議会で単独過半数を占める維新の会府議団は、5月議会に起立を義務付ける条例案を提出する方針。これとは別に知事は、政令指定都市の教職員も含めて、起立しない教職員について免職処分の基準を定める条例案を9月議会で審議する意向を示している。 免職処分については、神奈川県の黒岩祐治知事も17日の記者会見で「(国歌斉唱は)強制するとか、処分だとかはそぐわない」などと批判