かけ算の指導 はじめに 2007 年の全国一斉学力調査・算数Aの問題4 の正答率は 54.3% と大変できがよくありませんでした。 これに対して、教育政策研究所の解説では、指導の観点として ・小数の乗法,除法の判断ができるようにする ・簡単な数に置き換えて考えることができるようにする ・「倍」という表現を含む文章題の数量関係を適切にとらえることができるようにする ・整数の乗法,除法の意味を確実に理解できるようにする をあげています。 08年度のテストでも と芳しくありません。 国研の分析では、 「数直線や図などを用いたり、具体的な場面に当てはめたりして数量の関係をとらえられるようにして、乗数と積 の大きさ、除数と商の大きさの関係を調べる活動を取り入れることが大切である。」「基準量よりも比較量の方が 小さい場面で、割合(倍)が 1 より小さくなることを理解できるようにすることが大切である。