もう8年も前になる。 当時付き合っていたころは苦しんでいたが、今は自分が悪かったと結論しており、自戒のためここに残す。 彼女は非常に可愛らしい人だった。 少し丸みを帯びながらも大きな目。 鼻筋の通った高い鼻。 均整の取れた顔立ちと綺麗な肌。 バイト先などではおよそ10人の男のうち8人が連絡先を知ろうと声をかけていたことを知っている。 当然その中には自分よりも格好が良く、お金にも余裕のある歳上の男性が多くアタックしていた。 しかし彼女は自分と別れることはなかった。 当時の自分は、彼女は即物的なものに惹かれない素敵な女性だと思っていた。 一方で、いつか別れてしまう不安も解消されることはなかった。 その不安を消すために、大学生だった自分は扶養限度額の103万ぎりぎりまで稼ぎ、食費や交通費も削り、交際費に使った。 彼女はとても喜んでいてくれたと思う。 とても楽しい日々だった。 しかしそんな生活をず