他人の間違いを指摘するブログではありません。主に、自分が何を解っていなかったり間違ったりしているのかについて、細々と綴ります。 学会で報告したことのある人で、「ああ、報告して良かった」という経験をした人は数少ないでしょう。報告者がもっとも恐れるのは、報告が終わったあと沈黙の中で誰も質問もコメントもしないという状況ですが、実際にこれがよく起きます。このことを座長に起用される人(大抵大学教員)も心得ていて、報告者ごとに質問を準備しておくのが普通になっています。それでも座長と報告者だけがやりとりして時間切れになる図は相当に痛々しい図であることに変わりありません。かくいう私もそのような経験をした1人です。会場から発言がある場合、最初のケースよりは多少マシですが、それでも、急所を突いてきたり、報告内容にかみ合った質問やコメントが提起されることは概して少なく、些末な質問をめぐる上滑ったやりとりで時間が