八丈島の海底を舞台に、疾走するミステリーと緊迫するサスペンスが展開する映画『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』。2018年、空前の大ヒットを記録した『ゼロの執行人』の監督・立川譲は「総力戦」と語るキャラクターたちの感情のドラマをどのように描き出したのか。コナンと灰原哀の関係性から、そのドラマツルギーに迫る。 ――2018年の『ゼロの執行人』に続いてのご参加。今回は、いつからどのように関わったのでしょう? 立川 『ゼロの執行人』は脚本第1稿が上がってからでしたが、今回はプロットづくりの初期から参加しました。黒ずくめの組織と灰原哀がメインというのは決まっていましたが、ストーリーの骨格はまだなく、キャラクターたちにどういうことをやらせて、どういう展開で何を描くかというアイデアを入れていく段階でした。だから当初は「八丈島のクジラが活躍する」「FBIと組織が戦闘機でやり合う」など、
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