否定派…文章題から立式された数式から意味を読み取ることは数学的にできない 肯定派…数式から意味を読み取ることは数学的に正しくないが教育的に正しいとも言える つまりかけ順論争の争点は、 「小学校で正しい数学を身につける必要があるのか」です。 肯定派は正しい数学は後で身に着くので、小学校では身の回りのことが計算できる程度の学力が身に着けば良いと考えています。 否定派はあえて正しくないことを教える意味がわからないので、最初から正しい数学を教えるべきだと考えています。 では肯定派(現行教育)はなぜわざわざ数学的でない教え方を推奨するのか、ここが肝です。 例として、 ①カゴにリンゴが1個あります、カゴにもう1個リンゴを入れると全部でいくつになりますか? これは1+1=2と「することができます。」 ②2つのカゴの中にそれぞれリンゴを2個ずつ入れます。リンゴは全部で何個ありますか? これは2+2=4とす