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ブックマーク / science-log.com (2)

  • LK-99は本当に常温常圧超伝導を達成しているのか - 理系のための備忘録

    先月末、「常温常圧で超伝導を示す物質が作成できた」というニュースが飛び込んできた。合成の成功を主張しているのは韓国の高麗大学の研究チームである。超伝導転移温度は歴代最高温度を大幅に塗り替える127℃と報告されており、これが常圧(大気圧)下で超伝導性を発現するとのことである。現在様々な追試が世界中で進められており、ネット世界をリアルタイムで大いに騒がせている。 稿では、現時点におけるこの周辺の状況について情報を整理したい。 プロローグ:Lu-HN系の超伝導性? 時はやや遡り、今年の3月。アメリカ合衆国ロチェスター大学の教授であるランガ・P・ディアス(Ranga P. Dias)の研究グループは、294 K(≈ 20.85℃)、1万気圧(≈ 1 GPa; 1ギガパスカル)の条件で含窒素ルテチウムハライド結晶(Lu-HN系)が超伝導性を示すと主張する成果をNature誌において報告した[1]。

    takehikom
    takehikom 2023/08/03
  • 「宣言的知識」と「手続き的知識」の違い - 理系のための備忘録

    雑記Topに戻る 宣言的知識 「宣言的知識」(declarative knowledge)とは、「○○は△△である。」のように言語化できる知識を指します。事実や原因、概念などに関する知識のことであり、辞書に載っている単語の意味なんかは宣言的知識の代表例でしょう。言葉で説明できるような知識はすべて「宣言的知識」と言えます。 手続き的知識 これに対して「手続き的知識」(procedural knowledge)とは、ものの使い方やノウハウなど、行為に関する知識を指します。英語で言う “how to” や “know how” に相当するもので、箸の使い方や、自転車の乗り方などが「手続き的知識」に当てはまります。宣言的知識は文章から「分かる知識」なのに対して、手続き的知識は「できる知識」という風に言われることがあります。 ところで、「手続き的知識も言語化しようと思えばできないこともないのでは?」

    takehikom
    takehikom 2023/07/28
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