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ブックマーク / www.anlyznews.com (4)

  • 谷口一平さんの日本大学哲学会『精神科学』とその査読レポート批判について

    takehikom
    takehikom 2023/12/29
    『しかし、分析形而上学に通じていないジェンダー学者も、上述の観点から学術雑誌への掲載に値しない論文かは判断できるし、実際にそうしたように読める。』/いくつか「差読者」
  • ニュースの社会科学的な裏側: ネットで心が折れないための10の作文技法

    ある社会学を学んだ女性エッセイストが、ネットで集中的に非難を浴びて、つまり、炎上して心が折れて自殺したくなったと言っていた。ネットの住民を批判したげではあったが、控えめにいっても彼女の文章は隙だらけで、それが理由で炎上を招いていたように思う。作文にある隙をなくせば、炎上を防止し、心が折れないようにする事は可能であろう。彼女のようなメンヘラ状態にならないために、最低限、努力した方が良いと思う点をまとめてみた。 1. 褒める事をよしとし、貶す事を避ける 殺人のような反社会的な行為でもない限り、自分の好きなモノを褒め称える事で炎上するケースは少ない。ほとんどの炎上案件は、何かを貶す事、何かを悪者にすることで生じる。祝福が作法であり、呪いは禁忌である。何かを褒めるために、それの比較対象を貶す人もいるが、こういう場合も炎上するから注意しよう。多数が叩いている犯罪者のような存在でも、叩き方を間違えると

    ニュースの社会科学的な裏側: ネットで心が折れないための10の作文技法
    takehikom
    takehikom 2018/10/15
  • STAP幹細胞騒動に関して素人が心得るべきこと

    理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子氏が開発したとされる刺激惹起性多能性獲得(STAP)幹細胞を巡って、騒乱が続いている。最初は、若手女性*1研究者の大発見と言う物珍しさからの報道が続き、次に小保方論文の信憑性が疑われはじめた*2。これは発見自体が間違いであった可能性と、論文の根拠が捏造であった可能性の二つの意味がある。さて、こういう問題に関しては暗黙の作法「(´ー`)フーン」があるのだが、それをわきまえていない人が多いようだ。 1. 研究のサイクル この世には研究のサイクルと言うものがある。大雑把に、研究者は何か発見をし*3、それを論文を書いて専門雑誌に投稿を行い、編集部が研究が雑誌の趣旨と合致しているか判断したあとに、匿名の専門家である査読者が“もっともらしい”かを審査を行い、そこで問題がなければ受理される。こうして掲載された論文が他の研究者の目に止まると、追試を含む

    STAP幹細胞騒動に関して素人が心得るべきこと
  • P値が有意になるように頑張りすぎちゃっていませんか?

    Natureに統計学的検定の問題についてのエッセイが出ていた。フィッシャー、ネイマン、ピアソンの言い争いの紹介も含めて、P値にまつわる議論を短くまとめている。何でも、この世には統計学的に有意であるのに再現性の無い調査や研究は多々あるのだが、統計学的な検定を盲信してしまい考察が疎かになっているせいだそうだ。 P値を扱うときの問題が三つ上げられている。一つは、偽陽性の可能性がP値から連想する以上に高いことだそうだ。統計学的な厳密な議論は説明されていなかったが、例えば帰無仮説が0.5のときに、P値が0.01で有意になったとしても、再現実験では11%以上の確率で再現が得られないそうだ。一つは統計的有意であることに満足して、その効果の大きさを考察しないことがあるそうだ。一つは、P値が有意になるように分析方法を工夫しすぎてしまうケース(P-hacking)があるそうだ。 エッセイでは探索的研究と検証的

    P値が有意になるように頑張りすぎちゃっていませんか?
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