エジプトのザヒ・ハワス文化財担当国務相は13日、カイロのエジプト考古学博物館から古代エジプトのファラオ、ツタンカーメン王の副葬品など少なくとも8点が盗まれたと発表した。金メッキされた木製のツタンカーメン王の像など貴重な財宝が含まれているという。 盗まれた時期など詳しい経緯は不明。同博物館は1月28日、大規模反政府デモをきっかけとした暴徒の略奪を受けた。略奪では古代エジプトの王朝時代のミイラ2体の頭部などが壊され、約70点の小型工芸品が損傷したとされる。 ハワス国務相は「遺物を持ち去った者たちの調査を始めている」と述べた。警察や軍による捜査も始まった。(共同)