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ブックマーク / yamada5.hatenablog.com (3)

  • どっこいジュヴナイルSFは生きていた―21世紀ジュヴナイルSF必読ガイド30選(前編)― - 児童書読書日記(仮)

    はじめに 『S-Fマガジン』2014年6月号で、三村美衣の監修による「ジュヴナイルSF再評価」という特集が組まれました。ところがこの特集、ジュヴナイルSFテイストのあるライトノベルの話ばかりで、肝心の児童書として出版されているSFが脇に追いやられてしまっており、物足りないものになっていました。 三村美衣による通史解説は、かつてジュヴナイルSFの黄金時代があっていまは廃れてしまったが、実はアニメやライトノベルにその魂は継承されているという物語になっています。そのため、いまも優れたジュヴナイルSFが多数出ているという事実がないことのようにされています。アニメやライトノベルについては、具体的な作品名を挙げて論評しているのに、21世紀以降に児童書として出版されたSFについては、レーベル名を列挙するだけで作品や作家に対する具体的な論評はありません*1。これでは、児童文学の事情を知らない読者が、21世

    どっこいジュヴナイルSFは生きていた―21世紀ジュヴナイルSF必読ガイド30選(前編)― - 児童書読書日記(仮)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2014/04/27
    「『S-Fマガジン』の30選では、児童文庫で刊行されている作品は完全に黙殺されていましたが、実はこここそ、ジュヴナイルSFの宝庫なのです。」
  • 「クララは歩かなくてはいけないの?」(ロイス・キース) - 児童書読書日記(仮)

    クララは歩かなくてはいけないの? 作者: ロイスキース出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2003/04/17メディア: 単行 クリック: 45回この商品を含むブログ (14件) を見る 原題は「Take Up Thy Bed and Walk」ですが、邦題のセンスがすばらしいですね。見ただけで日人読者にはこのが何を問題にしようとしているのか理解できる、的確なタイトルです。 少女小説で繰り返される障害の奇跡的治癒というモチーフが何を意味するのか?このようなモチーフによってゆがめられてしまう読者の障害観を、筆者は五つのポイントにまとめています。 (1)障害を負うことには、いいことは何もない。 (2)障害者の人々は、女性が常に身につけなくてはならない、忍耐、明るさ、何ごとも精一杯やることなどの従順な行動と同じ性質のものを身につけなければならない。 (3)障害は、悪い行いのため、邪悪な考

    「クララは歩かなくてはいけないの?」(ロイス・キース) - 児童書読書日記(仮)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2011/12/26
    『本来障害者の自立を助ける道具であるはずの車椅子が克服すべき枷の象徴として扱われるという奇妙な錯誤が起きてしまいます。 根性論で障害や病気が治るという困った信仰は社会にはびこっていて文学固有の問題では
  • 「床下の小人たち」(メアリー・ノートン) - 児童書読書日記(仮)

    床下の小人たち (小人の冒険シリーズ 1) 作者: メアリー・ノートン,ダイアナ・スタンレー,林容吉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1969/04/24メディア: 単行 クリック: 383回この商品を含むブログ (14件) を見る床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫) 作者: メアリーノートン,ダイアナ・スタンレー,Mary Norton,林容吉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/09/18メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 323回この商品を含むブログ (97件) を見るまた悲劇は繰り返されてしまうのか……。ジブリの次の犠牲者がメアリー・ノートンの「床下の小人たち」に決まったようです。やつらはいったいいくつの児童文学を陵辱すれば気が済むのでしょうか。ラヴクラフト原作の「ポニョ」を除いて、ここ10年くらい原作付き作品はほとんど失敗してるじゃな

    「床下の小人たち」(メアリー・ノートン) - 児童書読書日記(仮)
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