本稿の目的は、日本を代表する宗教学者である島薗進氏が「統一教会と現代日本の政教関係——公共空間を脅かす政教のもたれ合いと宗教右派」という論文で展開した議論について、氏の個人史的な文脈を考慮にいれて検証することにある。 2024年1月に出版された『自壊する「日本」の構造』という本に収められたこの51頁の論文は、過去1年半にわたって島薗氏がおこなってきた言論活動のエッセンスが詰まったものとなっている。そこで、この論考の検討をはじめる前に、まず島薗氏の近年の活動について簡単に触れ、その中でこの論考がどのような位置を占めているのか整理しよう。 東京大学名誉教授である島薗氏は、新宗教やスピリチュアリティに関わる様々な研究を手がけ、宗教学の概説書や入門書を数多く世に送りだしてきた、日本の宗教学を牽引する存在である。2022年7月8日に発生した安倍元首相暗殺事件の直後から、島薗氏はとても活発に言論活動を
『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来! コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!
10月11日、富山市で仲正昌樹・金沢大学教授(哲学)と保守派の徳永信一弁護士をパネラーとし、ダイヤモンド・オンラインでお馴染みのライター窪田順生氏が司会をするシンポジウムが開かれた。 これについては事前に紹介した。 tsurishinobu.hatenablog.com さすがに富山市まで行くわけにいかないから、事後の公開を楽しみにしていた。 富山市平和大使協議会公式noteより 幸い、ノーカット版が公開されている。 note.com 楽しみにしていたと言いながら、実はまだちゃんと視聴するには至っていない。ただ、なかなか面白かったようだ。 風来坊さんが「笑ったシンポジウム(10/11 富山県平和大使協議会)」というユニークなタイトルで感想を書いているのを読んで、自分もなんとなく楽しくなった。 まず概要を把握したい方に一読をお勧めしたい。 whoraibo.hatenablog.com 仲正
1,『情況』2月号所収、東大名誉教授・島薗進氏の「統一教会と現代日本の政教関係―公共空間を脅かす政教のもたれ合いと宗教右派」 2,副島嘉和氏襲撃事件(1984年)は旧統一教会と「関係あり」と匂わす 3,朝日新聞記者殺害(1987年)など一連の赤報隊事件は、旧統一教会と「関係あり」と匂わす 4,法人か個人かを区別せず、粗雑な書き方で「統一教会=悪」と印象操作 5,島薗教授の呆れた妄想。政治的なバックがあったから、日本の統一教会だけが「乱暴なこと」「数々の人権侵害」「あくどいこと」ができた? 6,韓国、アメリカには当てはまらない。島薗氏の中心命題は破綻している 7,警察が取り締まらなかったのは、犯罪に当たる事実がなかったから 8,霊感商法は合法。「詐欺同然の違法行為」という非難は当たらない 1,『情況』2月号所収、東大名誉教授・島薗進氏の「統一教会と現代日本の政教関係―公共空間を脅かす政教のも
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