現地音読み 尹錫悦のカタカナ化 韓国語での発音の揺れ (5月11日)追記 3月9日に投票が行われた第20代韓国大統領選挙は、尹錫悦候補が当選した。 「尹錫悦を読む」といっても、政策とか人間性とか家族関係を「読む」わけではなく、単に名前をどう読むかという問題を取り上げる。特に、日本語でカタカナ表記をどうするかを中心に考えてみたい。 1.現地音読み 日本で、政府やマスコミが、韓国や北朝鮮の人名を日本語漢字音から現地音読みのカタカナ表記に改めたのは1984年のこと。 それまでは、金大中が東京のホテルから拉致されたのは「金大中(きんだいちゅう)事件」だったし、日本での韓国民主化要求デモでは「朴正煕(ぼくせいき)軍事独裁粉砕!」を叫んでいた。 それに一石を投じたのが、1975年に北九州の牧師チェ・チャンファ(崔昌華)が起こした訴訟であった。自分の名前を「さいしょうか」と呼んだNHKを相手取って、韓国