国土交通省は、令和3年12月28日に山陽線でJR貨物が列車脱線事故を発生させたことから、JR貨物に対して、令和4年1月24日から1月26日まで保安監査を実施しました。また、列車脱線時のJR西日本の指令における対応状況を確認するため、JR西日本に対して、1月25日に保安監査を実施しました。その結果、改善を要する事項が認められたことから、4月27日付けで、鉄道局長からJR貨物及びJR西日本の代表取締役社長あてに改善措置を講ずるよう指示しました。 [改善指示の概要] 1.JR貨物 (1)コンテナの積荷の偏り(偏積)の防止のため、以下を指示。 ・偏積防止のために策定された「コンテナへの積付けガイドライン」について、積み込みを行った会社まで周知する こと。さらに、改正後の貨物運送約款について、その内容を利用運送事業者等が着実に実施することを担保する ような効果的な運用方法を検討すること。 ・偏積が確