軽分野ならではの提携スタイル日産自動車と三菱自動車工業の折半出資による軽自動車の商品企画会社NMKV(東京都港区)が35人の陣容で事業を開始した。資本のつながりがない企業が、共同で開発から生産まで取り組むという日本では前例のないプロジェクトとなる。成熟化した国内市場で一定の規模が期待できる軽自動車分野ならではの提携だ。 ただ、それぞれ異なる企業カラーで育ってきた人材が協力し合うのは、そう容易ではない。権限や責任の範囲を明確にする一方で、双方の技術やノウハウをオープンにしなければ、事業の成功はおぼつかない。両社本体のトップには不退転の覚悟も必要だ。 NMKVの企画による最初の車両は、『eKワゴン』(三菱)と、同車の日産向けOEM供給版である『オッティ』の次期モデルで、2013年度前半に投入する。プラットフォーム(車台)とエンジンは新開発するので、このモデルのできばえが2車種目以降のプロジェク
![【池原照雄の単眼複眼】NMKV、前例なきプロジェクトの成否を握るのは | レスポンス(Response.jp)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ec54932daa765fcc30d9d57554cc9d49308cef53/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fresponse.jp%2Fimgs%2Fogp_f%2F342436.jpg)