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*Artと書評に関するtxmx5のブックマーク (7)

  • 椹木野衣・会田誠『戦争画とニッポン』 会田誠と椹木野衣が「戦争画」を問う。「政策芸術」の危うさとは

    政治家が「政策芸術」と言い始めてしまった まったくいつの時代だと耳を疑ったが、自民党若手議員の勉強会『文化芸術懇話会』で提議された「政策芸術」という言葉には驚いた。この懇話会では出席議員から「マスコミを懲らしめる」「広告料収入がなくなるのが一番だから、経団連に働きかけて欲しい」といった発言が飛び交い、批判が集中した。 この会の設立趣意書に「心を打つ『政策芸術』を立案し実行する知恵と力を習得する」とある。芸術家や文化人からの意見を吸い上げつつ、自分たちの政策を「芸術」の域に引き上げ、感動を作り上げる創作やメッセージを使って、政策を理解してもらおうという意図が含まれている。これほどプロパガンダに近い言葉を政治のど真ん中が使い始めてしまったことに驚く。 会田誠と椹木野衣が「戦争画」の質を問う 美術と政治、美術と国家の関係性を、太平洋戦争中に描かれた「戦争画」から読み解く1冊、椹木野衣・会田誠『

    椹木野衣・会田誠『戦争画とニッポン』 会田誠と椹木野衣が「戦争画」を問う。「政策芸術」の危うさとは
  • 椹木『アウトサイダーアート入門』:いまさら何さわいでんの? - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    アウトサイダー・アート入門 (幻冬舎新書) 作者:椹木 野衣幻冬舎Amazon まともなエスタブリッシュメントのオゲージュツカのアートに対して、キチガイや犯罪者が作ってしまった体制の外のアートがあるのだ、そういうのに注目してエスタブリッシュメントに対してそれをつきつけねばならない、という。 何騒いでんの、という感じ。 キチガイや犯罪者の作る作品があれこれもてはやされるって、昔からの話じゃないの? 耳切り落としたヤツとか、死刑囚で小説書いてほめられたやつとか、「狂気のナントカ」って昔から迫力ある芸術を誉める十八番の言い回しだし。 だから、アウトサイダー・アートなるものが存在し、そこに何か対立構造があって、という発想自体が今さらで古くさい。というか、世間的な評価はむしろ逆で、その「アウトサイダー・アート」的なものを昔から積極的にもてはやす風潮さえある。クスリやってましたとか、ゲイでしたとか、

    椹木『アウトサイダーアート入門』:いまさら何さわいでんの? - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 美術史、ヤンキー絵画を語る『ラッセンとは何だったのか?』 - チェコ好きの日記

    イルカの絵、といえばだれでも真っ先に、クリスチャン・ラッセンの絵画を思い浮かべるのではないでしょうか。目に鮮やかなその作風は、一度見たら忘れられない鮮烈な印象を、私たちにあたえます。 ※ラッセンのジグソーパズル このクリスチャン・ラッセンという人の作品は、日では80年代後半〜90年代前半に、ブームの全盛期を迎えました。今では少々影が薄くなった気もしますが、一時期はおもちゃ屋さんのジグソーパズルコーナーへ行けば、ハワイのお土産屋さんに行けば、水族館へ行けば、カラオケに行けば、パチンコに行けばーー必ずラッセンの絵か、あるいは「ラッセン的なイメージ」が溢れていたような記憶が、確かにあります。 私は1987年の生まれなので、その全盛期の頃の「ラッセン」を、ぼや〜っとした印象でしか知りません。でも、ジグソーパズルとか水族館とか、自分を取り囲む環境のなかで「ラッセン」あるいは「ラッセン的なるもの」を

    美術史、ヤンキー絵画を語る『ラッセンとは何だったのか?』 - チェコ好きの日記
  • チャラめの美術好き・文学好きに読ませて反応をテストしてみましょう!バロウズ×ウォーホルの対談集 - HONZ

    20世紀の文学に強烈なインパクトを残し、『クラッシュ』で知られるJGバラードらのNWSF世代や、ロックシーンではニルヴァーナのカート・コバーンからも、深くリスペクトされているウィリアム・バロウズ。 現代美術に複製性の問題をセンセーショナルに持ち込み、アイドル的な芸術家というモデルをこれ以上ないくらい鮮烈に演じきったアンディ・ウォーホル。 今回とりあげる対談集『テープ』は、20世紀に生まれ20世紀に死んだ、この2人のアメリカ人が、それぞれの晩年に過ごした日々を捉えた対談集です。バロウズとウォーホルはだいたい10歳ほど歳が離れていますが、ともに1950年代から1960年代に花開いたビートニクとポップアートという文学・芸術の流行の中心にいた人物です。 今回の『テープ』は、このバロウズとウォーホルという2人が、それぞれの名声が確立された1980年代に、ニューヨークで知り合い、ルー・リードやミック・

    チャラめの美術好き・文学好きに読ませて反応をテストしてみましょう!バロウズ×ウォーホルの対談集 - HONZ
  • 「図説 滝と人間の歴史」書評 原始と文明、イメージの変化は|好書好日

    図説滝と人間の歴史 (シリーズ人と自然と地球) 著者:ブライアン・J.ハドソン 出版社:原書房 ジャンル:自然科学・環境 図説 滝と人間の歴史 [著]ブライアン・J・ハドソン 滝の研究書が国内で出版されるのは大変珍しい。かつて滝の絵はがき1万3千枚を収録した私のコレクション集を出したことがあるが、それはビジュアルである。ある時期、頻繁に滝の夢を見たことがあり、夢に導かれるように諸国滝巡りが始まった。その結果、滝のシリーズ作品が生まれた。 滝は観光スポットであると同時にわが国では信仰の対象でもあり、修行の場としても古くから聖地として崇敬されてきた。時には他界への入り口として自殺の名所にも。 ところが海外では事情が異なる。ピクチュアレス的(絵になる風景)な瀑布(ばくふ)は、アドベンチャー体験を目的として滝壺(たきつぼ)近くまで遊覧ボートやヘリを大接近させ、観客の肝を冷やすかと思うと、樽(たる

    「図説 滝と人間の歴史」書評 原始と文明、イメージの変化は|好書好日
  • 「山下清と昭和の美術」書評 美術と福祉のはざまにある偶像|好書好日

    山下清と昭和の美術―「裸の大将」の神話を超えて [編]服部正、藤原貞朗 山下清の作品を初めてじっくり見たのは、3年前、長野県茅野市の《放浪美術館》を別用のついでに訪問したときだ。その緻密(ちみつ)、繊細、艶(つや)やかな作品群は、ぼくが漠然と抱いていた無骨で素朴という山下清のイメージを根こそぎくつがえした。さらに驚いたのは、山下清の作品や生涯を俯瞰(ふかん)した手頃な研究書が、美術館の売店でほとんど見当たらなかったことだ。 なぜ、ぼくは、それまで山下清の作品は素朴だと勝手に決めてかかっていたのか? なぜ、見通しのよい山下清論が書かれていなかったのか? この二つの謎が、以来、喉(のど)にささった魚の骨のようにずっと気になっていたのだが、ようやくこのによって、それらについての明快な回答が得られた。読み終わって、ぼくはとても満足している。 山下清は美術界からは「精薄の特異作家」としてまともに相

    「山下清と昭和の美術」書評 美術と福祉のはざまにある偶像|好書好日
  • 【おすすめ】アイデア編集部「アイデア vs ザ・デザイナーズ・ リパブリック コンプリート」 | nostos books blog

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