既に今年も早、半年を経んとする勢いなれば、まさしく光陰矢の如し、既に今秋は9月6日より渡欧、その間にソロ、J.F.Pauvrosとのデュオ、Mainliner、Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O.、Acid Mothers Temple & Space Paranoid等、11月下旬に至るまで、欧州行脚を繰り返す予定なれば、年内に予定される国内ライヴは、僅か数える程なるも、悪しからず。 然れど来たる7月には、驚愕のクリスチャン・ノイズ・パフォーマーClang Quartetを日本へ招聘すれば、共に国内を巡る所存。このClang Quartet、到底単なる「ノイズ」なんぞにては括り切れぬ代物にして、正に百聞は一見にしかず、実際にライヴ体験される事を強く御薦めする次第。 今夏はAndromelos2に主眼を置き活動を展開せんとすれば、
これ岩波から出た一応は音楽事典ってことになってるんですが、内容すごすぎる。図書館にあるような音楽事典だと思ったらとんでもない。音楽の読み物として、まずは面白い。徳丸吉彦,高橋悠治,北中正和, 渡辺裕による責任編集、音楽のなりたちから現在のポピュラー音楽までを俯瞰した大冊で読み応えあります・・・って話ってだけで興味もつ方もいると思いますが、これに加えて、執筆人が面白い。佐々木敦やら不肖大友良英もはいっております。 自慢じゃないですが、事典だってのに、いきなり「何の音楽経験もなく,学校の音楽の時間すら苦痛だった私の最初の楽器はテープレコーダーと自作の発信機だった.深夜放送でロックを聴くのが楽しみだった14歳の少年は,最初から楽器を演奏することはあきらめていて・・・」って書き出して書いてますからオレ。どこが事典だよっ! って話ですが、実はこれが「演奏装置」の項目。最初は事典だってんで、図書館とか
先日放映のドラマ「鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」の最初の打ち合せというか打診があったのは今年冒頭。ちょうど仙台で展示準備をしてる最中のことでした。で、具体的に作業がはじまったのは4月に入ってから。まず最初にやったのは、このドラマの戦場シーンの冒頭とラストにでてくる「くるわ唄」の採取でした。 “わたしはなんでこのような、つらいつとめを せにゃな〜らぬ〜♪” ではじまる従軍慰安婦と兵隊が一緒に歌うこのくるわ唄は、原作の「総員玉砕せよ」でも物語全体を貫く主題ともいえる唄です。ところが膨大な資料を誇るNHKが各方面の人脈を使って調べてもこの唄の記録はまったくなく、メロディすらもわかりませんでした。こうなったら水木さん本人に歌ってもらうしかない。わたしの最初の仕事は、このドラマの重要な鍵を握るくるわ唄のメロディを水木さんから聞き出すことでした。 4月13日、NHKの柳川強ディレクターとヴォー
「グランプリに値する作品なし!」 今回、あえて、わたしは最優秀作品となるシネアスト大阪市長賞は選びませんでした。それは、それぞれの監督に将来を期待する・・・みたいな生易しいことを言いたいためではありません。もちろん期待はしますが、学校じゃないわけですしわたしは先生じゃありませんから、そんな優しいことは言いません。 なぜ今回グランプリを選ばなかったのか。それは、まず第一に税金を使っていながらこの程度の作品しか作れなかったみなさんへの不満をはっきりと伝えたかったからです。このことは、単に、個々の監督や作品の問題というだけではなく、CO2映画祭に対する厳しい意見も含みます。 助成金を受ける、助成金を受けとって作品をつくる。文化に行政の予算を使う。 もちろん悪いことではありません。映画に行政の予算を使うことも、否定はしません。 それらは、過去に様々な人たちがなんらかの努力をし勝ち取ってきた権利でも
ハラカミくんと初めて会ったのはいつだったのかな。6〜7年前くらいかな。場所は間違いなく京都の吉田屋料理店。僕らは呑み仲間で、そこには山本精一がいたり、高谷史郎がいたり、Sachiko Mがいたり、カヒミ・カリィや岡社長、竹村ノブカズがいたこともあったと思う。FMNの石𣘺さんやp-hourの田村さん、グルグル京都の高橋マキちゃんなんかも大抵いた。もちろん吉田屋の女将や、ご主人の小崎さんも。 僕らは互いのコンサートを見る機会、結構あったけど、呑みの席ではいつもほとんどバカ話を朝方までするだけで、一度も一緒に音楽をやることはなかったし、音楽の話もほとんどしなかったと思う。3月11日までは。 彼から突然電話が来たのは3月下旬、京都に来るときに会いたいって話だった。電話が来るのなんてほとんど初めてだったんじゃないかな。せっかくだから、オレの方からもKBS京都で収録してるJAMJAMラジオにゲストで
人気急上昇中のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。そのテーマ曲を作曲した音楽家・大友良英さんのブログエントリが話題になっていました。なんでも、大友さんに無断で同曲を選挙カーから流しているケースがあるんだとか。「流行の音楽を利用するような選挙活動はやめてほしい」「私は一切関係ありません」と大友さんは訴えています。 ブログによると、選挙カーで利用されていることを知った大友さんは、個人的にメールを出し、政治の広報に使うのをやめてもらったのですが、その後も「複数の政党?複数の候補者?」に使われていることが発覚。すべてのケースに個人で対応することは不可能なため、こうしてブログで表明することになったようです。 「どれだけの思いで私たちがつくったか、毎朝みながドラマを楽しみにしているという想像力も働かずに流行にのって集票に利用していいと思う程度の想像力の人たちが政治に関わるってどうなんだろう」――大友さ
^ “Playback singer Ahmed Rushdi remembered on his death anniversary”. The News. 2015年4月11日閲覧。 ^ a b Laurel Aitken Biography on Allmusic. Retrieved 2009-11-23. ^ “7 Things You Didn’t Know About Africa’s Queen of Comedy, Anne Kansiime”. afkinsider. 2015年11月13日閲覧。 ^ in W. Sutherland, Aaliyah Remembered (Trafford Publishing, 2005), p. 21. ^ Behind the Music – Ep. 166 – Aaliyah, VH1 2013年1月23日閲覧。 ^ Wol
○○の父一覧(○○のちちいちらん)は、「歴史の父: ヘロドトス」「経済学の父: アダム・スミス」などと、とある分野の功績や実績などから「○○の父」と称される人物の一覧である。 本一覧では、信用可能な文献などでその確認が可能なもののみ取り扱うものとし、引用する媒体がブログなどの不明確なものしかないものに関しては取り扱わないものとする。また、ここでいう「確認が可能なもの」とは、その人物が何かを発明したり、何かを広めるのに尽力した人物であることを証明する文献などではなく、その文献の中で「○○の父」もしくは「Father of ○○」などと表記されているものを指す。 本一覧では、英語文献でのみその存在が確認されたものについては、五十音表では英語文献に掲載されていた通称をそのまま載せた上で、それに対応すると考えられる日本語訳を括弧書きで掲載している。 また、名前を五十音順に並べる際は、東洋人名はフル
「http://」の「//」は要らなかった――Webの父語る Webアドレスの「http://」の「//」は無用だ――インターネットの父ことティム・バーナーズ・リー氏はWebの将来についてのインタビューでこのように語った。「インターネットを発明したころに戻れるとしたら、何を変えたいか」という質問に対し、同氏はWebアドレスの最初の部分(http://)を挙げた。http://はトップから始まることを示すためのものだったが、「誰も『http://』以外で//を使っていない」「考えてみれば、//が不要だということが分かる。//なしで設計することもできたはずだ」とし、「当時はいいアイデアに思えたのだが」と語った。 Sir Tim Berners-Lee admits the forward slashes in every web address 'were a mistake'(Daily M
【動画】バーナーズ・リーさんが語るウェブの未来=戸田拓撮影「技術的にはすべての文書システムは統合すべきだ」と語るティム・バーナーズ・リーさん=12日、千葉・幕張メッセ「インターロップ東京2013」で公開対談するティム・バーナーズ・リーさん(右)と村井純・慶大教授=12日、千葉・幕張メッセ 【戸田拓】千葉・幕張メッセで12日に開幕したネットワーク技術の展示会「インターロップ東京2013」のイベントで、インターネット上で広く使われている情報共有の仕組みワールド・ワイド・ウェブ(WWW)を考案したティム・バーナーズ・リーさんが、村井純・慶大教授と公開対談した。注目を集める「オープンデータ」のあり方などについて語り、ウェブ技術のさらなる発展に意欲を示した。 バーナーズ・リーさんがWWWの仕組みを提唱したのは、ベルリンの壁が崩壊した1989年。在籍していた欧州原子核研究機構(CERN)で、異なる
Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese 音楽に世界を解放する力なんてあるのだろうか? だいたい何を解放するのか? 音楽はかつて運動だった。連帯だった。横ノリのヴァイブレーションに反戦と反体制を謳歌した60年代末。縦ノリのビートに体を痙攣させ社会に唾を吐いた70年代末。20世紀後半の始まりはジャズ、フォーク、ロックを含むサブカルチャーの存在そのものが政治的ですらあった。80年代に入るとウォークマンの登場とともに音楽が個の所有物になっていく。そこにあるのは横ノリの連帯でも、縦ノリの運動でもなく、個の嗜好をたよりに社会をサバイバルするオタク的な感性だった。音楽から政治の匂いは消されて行く。陰影ある歌謡曲はこの時ほぼ死滅する。さらに時代は進む。90年代にはいると、強大なPAとサブウーハーにより、
(ここで公開している論文たちには校正での訂正が反映されていない部分があり、実際の掲載稿とは若干相違があります。また図版は掲載していません。引用などの場合、必ず、公開された原文をご参照ください。) 音楽家クリスチャン・マークレイ試論―ケージとの距離中川克志 英文タイトル:An Attempt at Interpretation of Christian Marclay as a Musician - Compared with John Cage.1.はじめに クリスチャン・マークレイ(Christian Marclay 1955-)は、レコードを演奏するミュージシャンであり、音や音楽に関わる事物をテーマに作品を制作するサウンド・アーティストである。本論は、基本的にはマークレイの音楽活動に焦点をあてた作家研究だが、将来的には、ケージ的な実験音楽の系譜とは異なる音響芸術としての「サウンド・アー
この項目では、実験音楽のパフォーマンス集団について説明しています。楠本まきの漫画については「致死量ドーリス」をご覧ください。 ディー・テートリッヒェ・ドーリス(Die Tödliche Doris)1980年に西ドイツのベルリンで結成された実験音楽のパフォーマンス集団である。 Die Tödliche Dorisは直訳すると「死せるドーリス(「致死量」を意味する Die tödliche dosis のもじり)」であるが、1988年に日本で発売された( "Unser Debut" と "Sechs" のカップリング盤)の邦題「致死量ドーリス」として訳される場合が多い。 概要[編集] ヴォルフガング・ミュラー(英語版)主催のダダイスト集団 "Die Geniale Dilletanten"(天才的ディレタント)の活動のひとつとしてニコラウス・ウーターメーレン、クリス・ドライアーの3人によって
2013年7月8日取次搬入予定 【音楽評論】 地表に蠢く音楽ども 竹田賢一著 月曜社 2013年7月 本体3,800円 四六判(タテ190mm×ヨコ130mm)上製504頁 ISBN978-4-86503-003-7 内容:アンダーグラウンド音楽シーンに絶大な影響を与えてきた稀有なイデオローグ/オルガナイザー、待望の初評論集! 巻末に書誌(年代順発表テクスト一覧)、人名および事項索引を完備。解説:細川周平「1Q68の長い長い余波」。別刷8頁付録栞:坂本龍一「竹田賢一」(再録)、佐々木敦「困難と悦び」、高橋悠治「死んだ歴史、ではなかった」、土取利行「ケンちゃんの耳は」、中原昌也「再び生きる喜びを」、町田康「とてもとても大切な本」。 帯文より:「音が鳴って、音を聞いて、音を書いて、音を呼んで、そして音を知る! 竹田賢一の鼓膜は、前衛銀河の鼓動に共鳴している!」(宇川直宏)。 別刷付録栞より:
東京流?投票所にBGM 歌詞つきはNG、ショパンも…2009年8月29日18時11分 印刷 東京都内の選挙の投票所で、実はBGMが流れているのを知っていますか? お堅い雰囲気を和らげようと、都内では23区を中心に15〜20年ほど前から続いている。しかし、担当者は異口同音に「気づく人はほとんどいない」。総選挙の投票日である30日も21市区で実施される予定だ。 都や区の選挙管理委員会によると、実施しているのは23区のうち15区、多摩26市では6市。曲目はクラシックや映画音楽、川のせせらぎといった環境音楽がほとんどだ。 「リラックスして投票して欲しい」(羽村市選管)との気持ちを込めて選曲した結果だが、一日中聴かされる職員にとってはつらいようだ。「眠くなるので勘弁してと、よく言われる」(千代田、港、中野区)。 そもそもBGMは、特定の候補や政党を連想させる可能性があるとの理由で、歌詞のない曲ばかり
世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。 ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります! 統一地方選挙もとりあえず終わりました。いろいろなドラマがあったようです。関係者の皆様,お疲れさまでした。 さて,公職選挙法でがんじがらめになっている選挙運動ですが,今回も様々な工夫を凝らした運動を繰り広げていました。 そこで,いくつか紹介したいと思います。 1 実況中継 選挙カーでは名前の連呼しかできません(連呼以外は法律で禁止しています)。政策を訴えるなどは御法度なのです。だから選挙カーはうるさいとの批判を受けます。 そこで,候補者が自動車に乗らず,自転車で町を走り,選挙カーがそれを実況中継するという「実況中継車」とする手法をとる候補者が増えました。 自転車にはのぼり(ただし,こののぼりに名前を書くとこれまた御法度なので,「本人」と書くに留まるのですが)を立てて,町中を走り回ります
臨床時代の話ですが、夜勤から帰ってきて「さあ、眠るか」と思ったら 「大きな声で失礼します。○○市議候補、○○○○です」 「今の市政は〜、本当に市民のために働く〜(以下略」 と近くの公園で演説をはじめました。 おかげで、眠れません(´・ω・`) で、気になったのが地元出身のアーティストの音楽を移動中、BGMのように流していたんですが、「これって著作権法的にどうなのよ?」ということで、著作権ならK・・JASRACさんということで聞いてみると JASRAC「問題ないですよ。営利活動ではないですし」 私「働くための活動ですよね?」 JASRAC「就職活動は営利ではないため、著作権的には問題ありません」 とのこと。著作者人格権のことははっきり聞いてないので、もしかしたらそこら辺は法に触れるかもしれませんが、JASRACとしては「選挙カーが曲を流しても利用料は徴収しない」とのことだそうです。 うーん・
あまちゃんのテーマ曲を選挙カーが流しているという通報複数もらってますが、私は一切関係ありません。 どれだけの思いで私たちがつくったか、毎朝みながドラマを楽しみにしているという想像力も働かずに流行にのって集票に利用していいと思う程度の想像力の人たちが政治に関わるってどうなんだろう。 最初にこの話を聞いたときに、個人的にメールを出し、理解していただき、政治の広報に使うのをやめてもらいました。これで安心かと思いましたが、その後も音楽使用あとを断ちません。複数の政党?複数の候補者?が使っているようですが、正直全てにお願いすることは個人では不可能です。 政治家を目指すような人は流行の音楽を利用するような選挙活動はやめてほしい、そう強く思っています。 【追記】 みなさんのツイッター等での反響がきかっけとなり、現時点で選挙カーでの使用は止まったようです。ご理解ありがとうございます。 6月15日付け朝日新
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