音楽は無料となった。SoundCloudやBandcampには日々、第一線で活躍する世界中のアーティストが、無料であることが信じられない楽曲を放流し続けている。 日本でも10年以上前から、�音楽を無料で配信する“ネットレーベル”なる集団が勃興してきた。�その10年の歩みは、日本の音楽シーンの歩みとも符号する。 インターネット上で、無料ダウンロードで楽曲をリリースし続けるネットレーベル・Maltine Records(マルチネレコーズ)が、2015年をもって設立から10周年を迎えた。 クリエイティヴ・コモンズによるダウンロード音源のコンスタントなリリースという試みや、レーベル主宰のイベントも精力的に行ってきた同レーベル。 これまでにtofubeatsさんやbanvoxさんをはじめ、第一線で活躍するアーティストを多数輩出し、現在の音楽シーンに大きな影響を与えるなど、日本最大級のネットレーベルと
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トップインタビュー吉野 寿(eastern youth)が語る映画『THIS IS ENGLAND』とスキンヘッド・カルチャー('09年3月号) 1983年7月。不況や失業、あらゆる差別や矛盾の中、フォークランド紛争で父親を亡くした少年は、仲間と共に“イングランド”のアイデンティティと自らの未来を求めもがいていた──。 2009.03.02 現代にも通じる普遍的な少年の成長を描くドラマ性と、80年代初頭の郊外労働者階級の若者たちが傾倒したスキンヘッド・カルチャーをリアリティ溢れる映像で描写した、シェーン・メドウズ監督の自伝的青春映画『THIS IS ENGLAND』。本国イギリスでは単館上映からスタートするも、イギリス全土の共感を呼んで大ヒットを記録。その後もアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ全域など、世界各国で"史上最高のイギリス映画"と圧倒的な支持を得ている。英国の『THE TIME
音楽ナタリー PowerPush - 「人間交差点 2015」開催記念対談 宇多丸×Zeebra 日本語ラップの来し方行く末 RHYMESTERが主催する初のフェス「人間交差点 2015」が5月10日に東京・お台場野外特設会場で開催される。これを記念して、音楽ナタリーでは主催者の1人でもある宇多丸とキングギドラのメンバーとしてフェスに出演するZeebraの対談をセッティングした。 1990年代から活躍する2人に、日本のヒップホップシーンのこれまでとこれからを深く語ってもらった。 取材・文 / 宮崎敬太 撮影 / 高田梓 宇多丸 今度出るキングギドラの「空からの力:20周年記念エディション」にあの音源が入るらしいじゃないですか? Zeebra うん、俺らがデビュー前に作ったデモテープの音源が入るんですよ。 宇多丸 あのデモテープ、当時としては異常にクオリティが高かったよね。「もうこのまま発売
2015.2.14 Tweet LLLL×セーラーかんな子×swaptv鼎談――謎多き電子音楽家とバンドの邂逅、あるいはインターネット/同時代の音楽/パンク・スピリットを巡って HEATHAZEは、「地方/都市、日本/海外、オンライン/オフラインを超えて、エッジが効いた人や場をポップに魅せるカルチャードキュメントサイト」だそうです。なんだか、ネット以降の世界を表象したステートメントで、興味深いですね。 ネット上にアップされた膨大な量のアーカイヴを介して、容易に過去~現在~未来にアクセスできる世界。そこでは、タイム・トラベラーにでもなったかのような全能感を得られます。80年代に行ったら次は30年代へ飛んでいくといった具合に。 そうした現況においては、影響を受けた文化などの個人的背景が他人とかぶることが少なくなったと思います。一口でリアルタイムと言っても、自らの青春時代と同じ時期に生まれた表現
今年、結成25周年をむかえた、ロックバンド人間椅子。ブラック・サバス、バッジー、キング・クリムゾンなどの70年代ロック、江戸川乱歩などの日本文学を自分たち流に解釈したヘヴィなサウンドは、(ルックスも込みで)もはや誰も追随できない境地まで達している。今年は6月にアルバム『無頼豊饒』を発表し、パワーみなぎる彼らが、ベストアルバム『現世は夢(うつしよはゆめ)〜25周年記念ベストアルバム〜』をリリース。25周年の祝賀ムード満載で、バンドを牽引する和嶋慎治(vo, g)と、80年代末の『イカ天』時代から交流のある、みうらじゅんとの対談が行なわれた。両者の対談は、2010年の結成20周年、ライヴアルバム『疾風怒濤〜人間椅子ライブ!ライブ!!』の発売時以来、5年ぶり2度目。いいムードかつフレッシュ&ポジティブ発言続出のトークをお楽しみください。
青山真治監督が音楽批評家、故・間章を対象に撮り上げた巨大なドキュメンタリー作品『AA』が、現在公開中です。 『「河岸忘日抄」にて』リリース関連企画として、大谷能生による青山監督のインタビューをお届けします。 http://www.aa-movie.com/ ――批評家、間章のドキュメンタリーを作ろうとお考えになったのは何時ごろからでしょうか? 青山:おそらく『路地へ 中上健次の残したフィルム』(以下『路地へ』)という作品を作ったあとに、自分にとって重要な人のドキュメンタリーを作るっていうことが、ひとつ自分の仕事としてはあるなと考えるようになった。で、『路地へ』のときもそうだったんだけど、井土紀州という映画監督がいまして、井土くんがやはり間章にこだわっていた部分があって。それから井土くんの先輩に安井豊という映画批評家がいますけど、彼ともまたよく間章の話をしていて、いつか間章のことを考えるとき
ティム・ローレンスによる著書『アーサー・ラッセル(原題:Hold On to Your Dreams)』は、意義深い本である。自分が監修しているから言うわけではない。この本が売れようが売れまいが、僕のギャラは変わらない。 最初出版社のY氏からこの仕事を依頼されたとき、内心「嘘でしょ!」と思った。いくらなんでもアーサー・ラッセル......それは無謀である。職業音楽ライターのあいだでもたいして知られていないし、ただでさえ本が売れないこの時代にアーサー・ラッセルとは......、たしかに偉大なアーティストに違いないが......、僕はY氏に「大丈夫ですか?」と訊き直したほどだった。 ところがこの仕事に携わり、訳のほうが2章まで進んだ時点で、僕は素晴らしい著書に関われたと感激した。モダン・ラヴァーズの話まで出てくるとは思わなかったし、『アーサー・ラッセル』は、当初僕が想像していたよりもずいぶんス
「Final Media」を高らかに宣言し、2010年にスタートしたDOMMUNEは、恵比寿地下に潜伏するライブストリーミングチャンネル / スタジオであると同時に、主宰する宇川直宏の現在進行形のアートワークでもある。世界に向けて生中継される多種多彩なジャンルのクリエイターらによるトークと、有名DJによるプレイ中継は、宇川自身がキュレーションし、映像のスイッチングも行う。それは無数の情報と、フロアの興奮に共振する宇川の身体性をネットを介して世界に伝播させるパフォーミングアーツであり、現代における呪術の連鎖とも言えるだろう。あなたがこれを読んでいる今も、宇川は自身のミーム(模倣子)を、世界に向けて吐き出し続けているのだ。 さて、そのDOMMUNEは現在、秋葉原と上野の間にある「3331 Art Chiyoda」に放送局を出張中だ。『DOMMUNE University of the Arts
東京都と東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)が主催する「東京クリエイティブ・ウィークス」の一環として今秋開催される『Sound Live Tokyo』は、音と音楽に関わる表現の可能性を探究するフェスティバル。コンサートホール、野外会場でのライブパフォーマンスに留まらず、図書館を舞台にした体験型作品やサウンドインスタレーション作品を通して、未だ見たことも、聴いたこともない音の世界を私たちに提供してくれる。音楽に限らず多様な表現が次々と現れる東京において、今あらためて音のポテンシャルを問い直す意味とは何か。同フェスティバルのディレクターを務める丸岡ひろみ、東京文化発信プロジェクト室・企画担当ディレクターの山口真樹子から今回の見どころ、『Sound Live Tokyo』が目指す未来のビジョンを聞いた。 音楽は芸術の曖昧さや抽象性を保ったまま、ストレートでいられる。(丸岡
このコラムについて いまや国民的なCMとなった「白土家シリーズ」を手がけるCMプランナー、澤本嘉光氏のセレクトによる、「人に発信するプロ」たちとの対談企画。 記事一覧 清野 由美(きよの・ゆみ) ジャーナリスト 1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。 プロフィール詳細 澤本 嘉光(さわもと・よしみつ) CMプランナー 1966年、長崎県生まれ。東京大学文学部卒業後、電通に入社。カンヌ国際広告祭賞など内外の受賞多数。2007年に始まったソフトバンクモバイル「白戸家シリーズ」は5年目に突入し、いまや国民的CMに成長。 プロフィール詳細 記事一覧 2014年12月18日 「おい
ニコニコ動画を地上で再現する「ニコニコ超会議」を各町で再現し、町ごとの特色を出しながら地元ユーザーと一緒につくりあげていく「ニコニコ町会議 全国ツアー2014」。 【小林幸子が語る、ボカロにしびれたワケ 本人がコミケ参加を振り返る!の画像・動画をすべて見る】 これまで長野県や宮崎県など、全国各地で開催されてきたが、ついに9月20日に、2013年度は台風の影響で中止となってしまった東京都・檜原村で開催された。 檜原村での開催は、ニコニコ町会議FINAL in 東京都 檜原村「檜原ニコニコ祭り」と題され、演歌歌手の小林幸子さんがトリで登場。 小林さんは、ボーカロイド楽曲のカバーミニアルバム『さちさちにしてあげる♪』を「コミックマーケット86」で手売りするなど、新たな文化との交流を盛んに行っていることで大きな注目を浴びている。 編集部では、そんな小林さんを、「檜原ニコニコ祭り」のステージ直後に直
クラブと風営法の問題をテーマにした書籍『踊ってはいけない国』シリーズなどで知られる磯部涼氏と、細野晴臣が世界各地で出会った音楽について綴った『HOSONO百景』の編者である中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について独自の切り口で語らう新連載「時事オト通信」。第1回目のテーマは“日本のヒップホップ文化”について。アンダーグラウンドシーンにおけるハスラー・ラップのあり方とその変化から、メジャーシーンにクラブ・ミュージックを広く浸透させたEXILE・HIROの戦略まで、日本的な“パイセン文化”という視点を軸に語り合った。(編集部) 日本のヒップホップとヤンキー文化 中矢:2000年代、日本のアンダーグラウンドなヒップホップのシーンではいわゆるハスラー・ラップが流行り、ドラッグ・ディールをはじめとした裏稼業や下層社会の厳しい生活環境をリアルな日常として歌うラッパーたちが目立ちましたよね。SEEDA
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