ポーランド・ウスナシュグルニ近くのベラルーシ国境で、移民のキャンプ地周辺を警備する国境警備隊員(2022年1月25日撮影)。(c)Wojtek RADWANSKI / AFP 【1月27日 AFP】ポーランドのベラルーシ国境沿いで25日、移民の越境を阻止するための「壁」の建設が着工した。3億5300万ユーロ(約455億円)を投じ、国境全長の約半分に相当する186キロにわたり高さ5.5メートルの国境壁を築く計画で、6月完成を見込む。 国境警備隊の発表によると、動体検知機能の付いた監視カメラも設置される。 壁建設をめぐっては、難民申請を希望する人々の人権問題や、国境沿いに広がる森林の野生生物への影響が懸念されている。 ポーランド・ベラルーシ国境には昨年、主に中東からの移民が殺到し、ポーランド入国を試みた。欧米諸国は、問題の背後にベラルーシ政府がおり、移民に徒歩で容易に欧州連合(EU)に行けると