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空き家の増加とその放置が問題となっている。 空き家を放置した場合、①資産価値が下落する(風通しが悪いなどの理由から建材が劣化し、修繕費用が増大する)、②不審火や放火のリスクがある(隣家や周辺地域に延焼するおそれ。その場合、所有者は多額の損害賠償責任を負わされるリスクがある)、③倒壊のリスクがある、④ゴミの投棄や悪臭・害虫・害獣が発生するリスクがある、⑤特定空き家(倒壊など保安上著しく危険となるおそれや、衛生上有害となるおそれのある空き家)に指定されるリスクがある。 ②の場合、多額の損害賠償責任を負わされるリスクがあるほか、⑤の特定空き家に指定された場合、固定資産税の軽減措置の対象から除外され、固定資産税が大幅(最大6倍)に上昇する。 どのような対策を講じるべきか このように空き家を放置した場合、大きなデメリット、リスクが生じるが、どのような空き家対策を講じるべきか、よくわからないという人が
2020年以前はどこも盛況だった漫画喫茶業界。しかしコロナ禍以降は勢力図が変わってしまった。 大型店やチェーン店は個室タイプのブースを多数設置し、気楽に休めるホテルのような仕様にして生き残りをかけている。一方で、小型店や個人営業の店舗は厳しい戦いを強いられることとなった。 三軒茶屋に唯一残る漫画喫茶「ガリレオ」 数年前、世田谷区・三軒茶屋駅周辺にはネットカフェや漫画喫茶が3店舗あったが、今は「まんがの図書館ガリレオ」(以下、ガリレオ)1店舗のみが残る状況だ。 三軒茶屋のシンボル、キャロットタワーの向かい・世田谷通り沿いのビル2階にあるガリレオは、約40000冊の漫画が並ぶ、地域に愛される漫画喫茶だ。1998年の開店以来、個室なしのフルオープンスタイルで営業している。店名のとおり、図書館の閲覧室のような開放感のある空間で漫画に向き合える。店内での会話は禁止だが、コワーキングスペースとしても利
数年前、ジャヤ・サーズフィールドさんは、日本で購入したいと思える家を見つけたが、友人や家族からは忘れるように言われた。問題が多すぎだと言われたのだ。その家は7年前に放棄され、肩まで伸びた雑草の林の中に立っていた。それは、日本全国に数百万棟ある「空き家」のうちの1つであった。 しかし、オーストラリア人ソフトウェア開発者である46歳のジャヤさんは、そんな言葉には動じなかった。生い茂った庭を通して見ても、この家が特別なものであることがわかった。 黒い屋根瓦は、普通の家よりずっと高い位置から、わずかにカーブした軒先に向かって傾斜している。玄関ホールにも切妻屋根がある。2700平方メートルのこの家が、農家というよりも仏教の寺院のように見えたのは、1989年に寺院の建築家によって建てられたことが理由である。 「広い庭」求めてロンドンから日本へ引っ越し ジャヤさんと日本生まれの妻・チヒロさんは、広い庭の
懐かしさ感じる“リノベ団地”に広がる人の輪! 保育園・農園付きで3年満室続く「ハラッパ団地・草加」(写真撮影/片山貴博) 昭和の高度経済成長期に大量に建設された「団地」を、現代の暮らしに合うようリノベーションし、再評価・再活用する動きが続いています。では、そのリノベ団地は、コロナ禍を経てどうなっているのでしょうか。2019年に紹介した「ハラッパ団地・草加」の今を取材しました。 築51年でも満室! 家賃を維持するなど、人気ぶり健在 1971年、企業の社員寮として建築された建物をリノベして誕生した「ハラッパ団地・草加」。2018年に建物内外を刷新し、シェア農園や保育園、ドッグランを持つ賃貸住宅として生まれ変わりました。 1800坪というゆとりのある敷地に、明るい黄色の2棟の建物があり、1LDK~2DKの全55戸で構成されています。ペット飼育OKで、1階に保育園があるなどの付加価値もあるため、2
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ファッションの発信地で始まった異例の規制。日本でも、在庫の焼却処分ゼロに踏み切るアパレル企業が出始めている(記者撮影) トップス、ボトムス、アウター。魅力的な服が並ぶ店内で、陳列された商品を手に取っては鏡の前で合わせたり、試着したり。全国のアパレルショップで日々繰り広げられる光景だ。 しかしその裏には、予期せぬ天候不順やトレンドの変化で簡単に売れ残ってしまう大量の商品と向き合う販売員らがいる。在庫問題はアパレル企業にとって積年の課題なのだ。 リサイクル、寄付での処理を義務づけ そんなアパレル業界の根本を揺るがしかねない規制の運用が2022年1月、ファッションの発信地であるフランスで始まった。売れ残った新品の衣類を、企業が焼却や埋め立てによって廃棄することを禁止するという内容だ。 禁止令は、2020年2月に公布された循環経済に関する法律(loi anti-gaspillage pour un
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