原題 著者について 速評(評者・田楽心) 原題 The Genetic Lottery Why DNA Matters for Social Equality /出版社:Princeton Univ Pr 刊行年:2021年9月 https://www.amazon.co.jp/dp/0691190801 著者について キャスリン・ペイジ・ハーデン(Kathryn Paige Harden):テキサス大学の心理学教授で、心理学及び行動遺伝学を専門とする。本書が初の著作となる*1。 Twitter:@kph3k 速評(評者・田楽心) 現代のレイシスト(人種差別主義者)は、遺伝子に大きな関心を抱いている。例えば本書の著者ハーデンの「非認知スキル(自制心や協調性など)と遺伝との関係」に関する論文への、Twitterからのアクセスを分析した結果がある。これによると、アクセス上位6クラスタのうち5ク