2008年末以来、トラックボールの新製品投入が相次いでいる。ロジクールが既存の製品をリフレッシュしたり、サンワサプライが大玉のトラックボールを投入してきた。中でもトラックボールユーザーの期待を一身に受けているのがKensingtonの「SlimBlade Trackball」(以下SBT)だろう。 SBTはボール+4ボタンのオーソドックスなトラックボールに見えるが、ユニークな機能としてボールを左右にひねることでマウスのホイールと同じようにスクロールできる。ただし、中クリックはない。また左上と右上のボタンで、それぞれメディアプレーヤー機能とドキュメントビュワー機能へアクセスできる。 本体サイズは約132×150×30mm(幅×奥行き×高さ、ボールを除く)、重量は約303g。ボールの直径は約55mm。分解能は公開されておらず、dpiは切り替えできない。 これまでのトラックボールは、ホイール機能
2月20日 発表 株式会社東芝と、ソニー株式会社、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は20日、PS3チップ製造の合弁会社の設立で合意し、正式契約を締結したと発表した。本件は、2007年10月18日の段階で基本合意していた。 新会社は、ソニーセミコンダクタ九州 長崎テクノロジーセンター内に設立し、2008年4月1日より業務を開始する予定。管理運営の分担などの詳細は順次決定していく。 社名は未定。出資比率および資本金は当初の予定通り、東芝が60%、ソニーが20%、SCEが20%で、資本金が1億円。代表者は会長兼CEOを東芝から、社長兼COOをソニーから選任予定としている。 製造設備は、長崎テクノロジーセンターのFab2内にある65nmプロセス/300mmウェハ対応ライン(一部を除く)。これを東芝が2007年度内にソニーグループから約900億円で購入し、新会社の営業開始から
“たかだか音楽再生”と思うかもしれないが、実はSACD再生は汎用プロセッサにとって、非常に負荷の大きな処理なのだという。「SACDはDSDデータを圧縮した、DSTというデータで保存されています。ところが、DSTは圧縮率を高めるため、1/75秒ごとに複数の異なる圧縮方式が採用可能で、パラメータももちろん可変。まずはパケットがどのように圧縮しているかを判別し、圧縮方式の切り替え時に適切な処理を行なわなければなりません。この組み合わせが膨大で、処理負荷も高いため、Cellをもってしても最初は遅く、実時間の6倍もデコード時間がかかったんです(村田氏)」 石塚氏はSACDの仕様を何度も読み返しながら、最初の2カ月でリアルタイム処理にまで高速化を行なった。そして勘所を押さえた上で、その遅いソースコードを捨ててしまったのである。スクラッチから書き直すためだ。 ●ソニー社内のオーディオノウハウをかき集め
デジタルカメラが便利なのは、シャッター速度や絞り、ISO感度といった撮影データを、わざわざ紙にメモをとらなくても、自動的に写真データといっしょにメタデータとして記録してくれることだ。しかも記録のフォーマットはExifとして標準化されており、Exifに対応したアプリケーションであれば、その情報に簡単にアクセスできる。 このExifフォーマットに記録できるメタデータには、写真撮影時のカメラの設定だけでなく、位置情報(GPS情報)を記録する場所もちゃんと用意してある。が、残念ながら多くのデジタルカメラには、GPS情報をExifに取り込む安価で簡便な方法が用意されていなかった。むしろこの分野では、GPSに対応した携帯電話の内蔵カメラの方が先行していたといっても良いだろう。 そんな中、デジタルカメラのオプションとして利用可能な安価なGPSレシーバとして「GPS-CS1K」がソニーから発売になったので
いくつかの基本アプリケーションの利用方針が決まったら、次にやることはMac OS X生活を快適に過ごすためのオンラインソフトの収集だ。 すでに動画再生のVLCを紹介したが、それ以外にも定番、あるいは実にMac OS Xらしいと思う、筆者自身が使っているソフトウェアを紹介。さらに今週もWindowsユーザー向けのちょっとしたTipsをお届けしたい。そして来週以降は、Windowsネットワークとの接続性などへと話を移していこう。 と、その前におもしろいネタを仕入れた。本連載を読んでいるのは、おそらくWindowsも使っているユーザーだろう。Windows VistaではMac OS Xと同じように、スリープ時にメモリ保持と同時にHDDへもメモリ内容を記録するモードが加わった。デスクトップではデフォルトでオンになり(スリープ中の停電や電源引き抜き対策)、ノートPCでは無効になって出荷される(設定
前回はMac OS Xの基礎的な機能のうち、Windowsユーザーには比較的なじみの少ない要素を取り上げたが、今回はMac OS X上で動作する代表的なソフトウェアについて、筆者自身の経験を元に、いくつかの情報を紹介していくことにしたい。 まずはWebブラウザやメールソフトなどの基本的なソフトウェアのカテゴリから始めよう。 ●Webブラウザ Mac OS Xで利用できる主なWebブラウザには、以下のようなものがある。なお、PowerPC版のみが配布されていたInternet Explorerは、2006年の1月末をもって配布を終了しており、現在は入手する手段がなく、セキュリティやパフォーマンス向上を目的としたアップデートも提供されないことになっているため、リストからは除外している。 ・Safari ・Firefox ・Camino ・Opera それぞれ特徴があるが、いずれも無償で入手でき
MacBookの発売は、2005年1月のMac mini発売時を超える注目をAppleのコンピュータに集めた。Intelプロセッサの採用、BootCampの発表、それに実用的な速度で動作する仮想PCエミュレータの登場などの話題が提供された後のMacBookの発売は、絶妙のタイミングだった。 MacBookという製品そのものも、確かにコストパフォーマンスと機能性の両面で優れた側面を持つ製品だが、それ以上にタイミングにも恵まれたというのが正直な感想だ。このMacBookを機会に、初めてMac OS Xに触れたという人も多いようだ。 しかしWindowsユーザーがMac OS Xを使い始めると、それまでの常識が通用せずに面食らう人も少なくないようだ。筆者の周囲でもMacBookは買ってみたけれどとまどっている、あるいはMacBookを購入しても使いこなせるかどうかわからないという話を訊く。 筆者
先週、久々に日本通信・最高財務責任者の福田尚久氏にお会いした。この連載の読者には“プリペイド方式の無線通信パッケージ「b-mobile」を販売している会社”と紹介する方が分かり易いかもしれない。 福田氏は'93年からアップルコンピュータジャパンに所属し、その後、日本でのマーケティング能力を買われ、スティーブ・ジョブズ氏がAppleにCEOとして復帰した際に米Apple Computer本社のボードメンバーとして招集された人物。その後、Appleが復活への道を歩むことになった戦略の一部も担当していた。製品としては初代の15型PowerBook(Titanium)とiPodの企画、事業戦略面ではApple直営店(その後のApple Store)の基礎を作り、戦略を推し進めた。 同氏の話を聞いていると、なぜ近年のAppleがここまでの見事な復活を果たしたのかが見えてくる。今の若い世代のApple
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