【読売新聞】 赤いパッケージに毛筆の書体で書かれた商品名。日本語ワープロソフト「一太郎」が、発売されたのは1985年8月28日だった。 34歳の時にこのソフトを開発した女性プログラマー浮川初子さん(72)には、痛快な思い出がある。
踏切渋滞の名所として知られる京急電鉄の京急蒲田駅(大田区蒲田)周辺の高架化が21日、完了した。箱根駅伝の“鬼門”とされた「蒲田第1踏切」など28か所の踏切が解消され、始発からすべての電車が高架を走り始めた。地元商店街や道路利用者からも「これで便利になる」と、待ち望んだ高架化完了を喜ぶ声が上がった。(大重真弓) ■「走りやすくなる」 正月の風物詩「箱根駅伝」の往路1区と復路10区の鬼門といえば、ランナーの足止め、転倒、その後のデッドヒートと数々のドラマを演出した「蒲田第1踏切」。 「まさか自分が踏切につかまるなんて」。2002年に大東文化大で10区を走った田子康晴さん(32)(消防士)も足止めされた一人。もう少しで前を走る中央大の走者に追いつけるという場面で遮断機に阻まれ、その25秒後、選手の背中は見えなくなっていた。田子さんは「あの踏切がなければという思いは今でもある。なくなってしまうと聞
豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市)の大平孝教授(57)は27日、路面に埋設した電源板から高周波電流を流して、市販のタイヤを通じて送電する実験に成功したと発表した。 タイヤのゴムは電気を通さない絶縁体だが、電波の性質をもつ高周波電流は離れたところに流れやすいことを利用した。将来的に電池のいらない電気自動車の開発に道を開くもので、こうした方式は世界でも例がないという。 「電化道路電気自動車(EVER)」と名付けたこの方式は、路面から直接高周波電流を送ることで、タイヤに埋め込まれたスチールベルトを通じて、車のモーターを動かす仕組み。一昨年暮れから研究を始めた。 クリーンエネルギーとして脚光を浴びる現在の電気自動車は電池が重く、航続距離も短いという難点があるが、この方式は電池が不必要か必要最小限の大きさで軽量化が可能になるうえ、航続距離の心配がなくなるという。ただ、道路に電源を埋設するコストが大きい
交差点で自転車が車両などに巻き込まれる事故を防ぐため、警視庁は東京都内の「自転車横断帯」を撤去する方針を固めた。 約1万5000か所のうち、2014年度までに約1万か所を取りやめる方針。 自転車横断帯は横断歩道に併設されており、これまでは車道を走行してきた自転車はいったん横断歩道寄りに向きを変えなければならなかった。交差点を曲がる車両から見ると、自転車がどちらに進むのか判断しにくいため、衝突事故が起きることがあった。 自転車横断帯が撤去されれば、自転車はそのまま車道を直進して交差点を通過することになり、同庁では、衝突事故を防ぐことができるとしている。 歩道上に自転車専用レーンが指定されている場所などでは、事故の危険性が低いため、従来通り、横断帯を残す方針。同庁では「安全性を見極め、撤去する場所の具体的な選定を進めたい」としている。
中日・山本昌がセ・リーグ最年長打点、金本抜く (4月22日 22:57) 巨人が2度目の5連敗、阿部の2ランも届かず (4月22日 22:33) 日本ハムが4連勝、7回無失点の吉川が2勝目 (4月22日 22:33) 楽天・田中が登録抹消、腰に張り (4月22日 20:01) 広島・前田智が350二塁打、プロ野球33人目 (4月22日 17:29) 楽天、高須の先制二塁打の1点守りタカ下す (4月22日 17:29) 中日5連勝、大島が広島の守護神から九回決勝打 (4月22日 16:58) ロッテが逆転勝ち、西武・中村の一打報われず (4月22日 16:38) 阪神圧勝、大和が走者一掃の三塁打 (4月22日 16:27) 坂口13試合連続安打もオリックス完封負け (4月22日 15:44)
3月に京都府で開かれた、高校生を対象にした全国最大規模の化学研究の発表会で、米子高専(鳥取県米子市)の学生が手がけた、卵の膜で太陽電池を長持ちさせる研究が最優秀賞に選ばれた。 昨年、「日本学生科学賞」(読売新聞社主催)の中央審査で入選2等となった内容を改良。試行錯誤の末に、より高い性能を出せる条件を見つけ、栄冠をつかんだ。すでに食品会社から開発協力の申し出も受けており、学生たちは実用化という夢に向け、期待に胸を膨らませている。 受賞したのは同校の「B&C研究同好会」のメンバー4人。日本農芸化学会が主催する「ジュニア農芸化学会」で、卵の膜を粉末状にして太陽電池の電極に載せることで、電池の持続力を高める成果を発表し、65点の応募作のうち、審査員から最も多くの票を集めた。 同会は、卵の膜で太陽電池が長持ちする性質を発見し、昨年2月から開発を続けてきた。昨夏には通常より30倍持続力のある電池の開発
青い光の沈静効果で飛び込み自殺を減らそうと、JR水戸支社は新年度、管内25か所の駅のホームや踏切に設置している発光ダイオード(LED)の「青色照明」を54か所に倍増する。 すでに設置された場所では、飛び込み自殺が発生していないことを受け、自殺対策を強化するのが狙い。 毎日2000人以上が利用する水戸市の内原駅では2009年、駅舎のすぐ東側の踏切に青色照明が取り付けられた。日が暮れると、踏切周辺が2基の照明灯で青々と照らされる。近くで新聞販売店を営む女性(65)は「以前はよく自殺があったけど、最近は全く聞かなくなった」と話す。 青色照明はJR西日本が06年12月に導入し、11年3月末までに管内の踏切など94か所に設置した。 この94か所について設置の前後で比較すると、自殺件数はおおむね半数以下に減少したという。JR東日本では、09年2月に高崎線の3駅に設置されたのが始まり。水戸支社では、まず
22日の衆院予算委員会で、自民党の野田聖子氏は、民主党政権の約2年半の間に少子化担当相が8人と、めまぐるしく交代してきたことを指摘し、政府の少子化対策の「本気度」に疑問を投げかけた。 民主党政権発足以降の少子化相は、福島瑞穂、平野博文、玄葉光一郎、岡崎トミ子、与謝野馨、蓮舫、岡田克也の各氏。現在は中川正春氏で、平均在任期間は3か月余りだ。 野田聖子氏は「たった3か月で仕事なんてできない」とかみついた。これに対し、野田首相は「少子化相は乾坤一擲(けんこんいってき)のショートリリーフでしっかりバトンタッチしてきた」と苦しい答弁に終始した。 民主党は衆院選政権公約(マニフェスト)で、「子育て」を主要5政策の一つに挙げ、月2万6000円の子ども手当や少子化対策を一元的に扱う「子ども家庭省(仮称)」の創設を明記したが、実現していない。
ブレーキのない競技用自転車「ピストバイク」で公道を走り、歩行者に衝突をして重傷を負わせたとして道交法違反(制動装置不良)と重過失傷害罪に問われた熊本県山鹿市の美容師見習いの男(20)の判決が22日、熊本地裁山鹿支部であった。 三井教匡(のりまさ)裁判官は「見た目が格好いいという理由だけで運転していた。酌量の余地は乏しいが、反省はしている」とし、禁錮1年2月、執行猶予3年、罰金6000円(求刑・禁錮1年2月、罰金6000円)を言い渡した。 ピストバイクによる事故で、運転者が起訴され、正式裁判で有罪になるのは異例。 判決によると、男性は昨年7月10日午後8時45分頃、同市鹿校通の国道325号でピストバイクを運転。無灯火の上、赤信号を無視して交差点に進入し、横断歩道を歩いていた女性(73)に衝突、転倒させ、頭蓋骨骨折など約6か月の重傷を負わせた。
荒川河川敷の通称「荒川サイクリングロード」の一部で、歩行者との事故を防止するために設けられた自転車の「20キロ規制」を巡って、自転車愛好家と歩行者の双方が不満を募らせている。自転車愛好家は「遅すぎる」と反発。歩行者からは「ルールは守られず、いまだに危険」との声が聞かれ、両者が折り合えるルール作りが課題となっている。(鶴田裕介) 荒川サイクリングロードは東京湾河口から埼玉県熊谷市まで、荒川沿いの河川敷に延びる全長68キロの舗装道路。車やバイクが通れず、自転車で長距離を続けて走れるため、自転車愛好家の人気スポット。週末には、ランナーや散歩する人の間をスポーツタイプの自転車が猛スピードで走り抜けることも。 下流の約30キロは災害時に緊急車両を通す目的で国が整備した道路で、国土交通省荒川下流河川事務所は「自転車専用道ではない」と強調する。歩行者と自転車のトラブルを避けようと、周辺2市8区と河川敷利
政府は18日、日本の排他的経済水域(EEZ)内である愛知県渥美半島の南方沖70~80キロ・メートルの海底で、2月中旬をメドにメタンハイドレート掘削試験に入る方針を固めた。 次世代のエネルギー源として期待されるメタンハイドレートの海底掘削を本格的に実施するのは世界で初めて。政府は来年には実際に採掘し、ガスを生産する試験を行う予定だ。 今回掘削を行う周辺海域には、日本の天然ガス消費量の十数年分と見込まれる約1兆立方メートルのメタンハイドレートが埋蔵されているとみられる「東部南海トラフ海域」があり、掘削試験の対象地点として有望だと判断した。2011年度予算に関連経費として89億円を計上している。 液化天然ガス(LNG)は09年度の国内の発電電力量に占める割合が29・4%で、原子力(29・2%)や石炭(24・7%)、石油(7・6%)を上回っている。東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、政府は原子
愛知県一宮市の一宮モーニング協議会(会長=豊島半七・一宮商工会議所副会頭)は11日、喫茶店のモーニングサービスをよく利用した人を表彰する「一宮モーニングマイスター」に、一宮市の男性会社員(43)を選んだ。 同協議会は昨年11月、モーニングプロジェクトに参加した市内91店のモーニングサービスを利用者の投票によって判定する「モー1(ワン)グランプリ」を実施。この会社員は期間中(1か月間)に最も多い52店を訪れて各店のスタンプを集め、初代のマイスターに選ばれた。また、20個以上のスタンプを集めた、85人が「一宮モーニングの達人」に認定された。
それは、三省堂の「新明解国語辞典」である。駆け出し記者のころから愛用し続け、版が改まるごとに新版を買い求めている。 どこがそれほど気に入っているのか。使いすぎてボロボロになった第4版から、「動物園」などの項を引いてお目にかけよう。 【動物園】生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀無くし、飼い殺しにする、人間中心の施設。 う~ん、言われてみればその通りかもしれないが、辞書がそこまで言うものだろうか。 【実社会】を引くと「実際の社会」の後に〔美化・様式化されたものとは違って複雑で、虚偽と欺瞞とが充満し、毎日が試練の連続であると言える、きびしい社会を指す〕とある。 【女】の語釈(1)は「人間のうち、雌としての性器官・性機能を持つ方」だが、(2)の「一人前に成熟した女性」を〔やさしい心根や優柔不断や決断力の乏しさがからまり存
「職員が悪者にされるのでは」「発信力は魅力」。大阪維新の会が圧勝した大阪ダブル選から一夜明けた28日、橋下徹・新市長(42)を迎える大阪市役所では、登庁した職員らが不安と期待の入り交じった複雑な表情を見せた。 「(選挙結果という)民意を無視する職員は市役所から去ってもらう」「補助金や職員の給与体系を徹底的に見直す」。橋下新市長は27日夜、当選後の記者会見で宣言。ダブル選の旗印に掲げた大阪都構想は市役所を解体する改革とあって、職員らは戦々恐々だ。 「大阪市の職員は悪、というイメージを持っているように思う。市のこれまでの行革努力もわかってくれると期待したいが…」。ある職員は、橋下氏への不安を漏らす。市幹部は「橋下さんの近くで仕える気はない。早く(人事異動で)どこかへ飛ばしてほしい」とつぶやいた。 橋下氏の発信力に期待する声も。ある中堅幹部は、全国の市町村で生活保護費受給者が最も多い現状に関し、
巨額の損失隠し問題が発覚した光学機器大手オリンパスのマイケル・ウッドフォード元社長が、25日開かれる取締役会に出席し、真相解明の徹底や今後の経営刷新を要望する。 ウッドフォード氏は先月の取締役会で解任されたが、その後の事業環境は激変しており、現経営陣との攻防が注目される。 来日中のウッドフォード氏は24日、東京地検などの事情聴取に応じた後、都内で開かれた講演会に出席した。これまで問題を追及してきた正当性を訴え、自らの社長復帰も含みを持たせている。 一方、高山修一社長ら現経営陣は解任を取り消す考えは示しておらず、全面対決の様相だ。 ウッドフォード氏が内部情報を外部に漏らしたとして法的措置を検討する考えも明らかにしている。
前輪にブレーキのない競技用自転車「ピストバイク」で公道を走ったとして、東京区検は24日、東京都内に住む男性会社員(38)を道交法違反(制動装置不良)で東京簡裁に略式起訴した。 同簡裁は同日、男性に罰金6000円の略式命令を出した。都内でピストバイク走行で略式命令が出たのは初めて。 同区検や警視庁によると、男性は11月2日朝、東京都豊島区東池袋で、後輪にだけブレーキの付いたピストバイクを通勤中に運転した。昨年9月にもピストバイクの運転で摘発されたが、不起訴(起訴猶予)だった。男性は「仕事が忙しく、整備する暇がなかった」と説明しているという。 ブレーキの付いていない自転車の摘発が急増していることから、東京地検・区検では、違反を繰り返す悪質な運転者は原則として略式起訴する方針を示している。
輸送力の確保などの観点から、国の運輸政策審議会(当時)が2000年に、「15年までの整備着手が適当な路線」と位置づけた「多摩モノレール」の上北台―箱根ヶ崎間(約7キロ)の延伸が、今も具体化の動きがない。延伸先の武蔵村山市と瑞穂町は早期実現を望むが、巨額な設備投資に、関係者は二の足を踏んでいる。(阿部新) ■地元の悲願 今年10月、武蔵村山市で開かれた村山デエダラまつりで、「三ツ木行き」のモノレール車両をかたどった山車を、市民や市幹部らが引っ張った。名付けてモノレールぐいぐい山車。モノレールを武蔵村山に引き寄せようとの思いが込められているという。「延伸は市民の悲願」。そんなアナウンスが、会場に響いた。 「モノレールは今後の街づくりに不可欠。強いリーダーシップで道筋をつけたい」と語る藤野勝市長は2月、モノレール基金の創設を発表。将来予想される市の負担分を準備したい考えで、今年度は1000万円を
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