12月2日、世界が気候変動対策で化石燃料からの脱却を進めると、アジアにおける大量の非正式労働者が弱い立場に追いやられるとして、当局者や専門家から懸念の声が出ている。写真はマニラ近郊でジープニーを運転する運転手。2020年8月撮影(2021年 ロイター/Eloisa Lopez) [クアラルンプール 2日 トムソンロイター財団] - 世界が気候変動対策で化石燃料からの脱却を進めると、アジアにおける大量の非正式労働者が弱い立場に追いやられるとして、当局者や専門家から懸念の声が出ている。 国際労働機関(ILO)によると、世界の非正式労働者20億人のうち、アジア太平洋地域は約3分の2を占めている。その範囲は工業から農業に及ぶ。特別な保護を受けないパートタイムや一時雇用を含む非正規労働者が労働人口全体に占める割合は、この地域全体で平均68%だ。
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