東京都は、駒沢オリンピック公園(世田谷区)内で飲食店(レストラン・カフェ)の設置・運営を行う事業者の公募を開始した。平常時は、飲食サービスを提供し、大規模災害が発生した際は、公園協会が防災施設に転用して、帰宅困難者への対応や地域住民の支援を行う。募集要項配布は6月9日まで。 2015年3月に改定した都の「パークマネジメントマスタープラン」(関連記事)に基づくもので、新たなにぎわい創出や防災機能の強化など公園の多機能利用を進める。事業者は公益財団法人東京都公園協会の共同事業者として、建物の設計、建築、飲食店運営の費用を負担。公園協会は、防災備品の充電設備や非常用発電設備の維持管理、災害時の帰宅困難者対応などを担当する。店舗デザイン・建築から運営までを行う民間事業者を公募するのは都立公園では初めて。 出店場所は、同公園西門付近のアスファルト舗装の広場(実測342.88m2)または第二駐車場(実