「脱EUを問う国民投票を実施する」――。 そう演説で宣言したのは、これまで何度も脱EUが取り沙汰されたギリシャの首相ではない。欧州の大国、英国のキャメロン首相だ。 1月23日、キャメロン首相はロンドンの金融街シティで講演を行い、EU(欧州連合)離脱の是非を問う国民投票を2017年までに行うことを明言した。その演説は即座に国内外に波紋を広げ、英国=Great BritainのEU離脱(exit)を指して「Brexit(ブレキジット)」なる言葉も生まれるほどの関心を集めている。 今、国民投票を実施すれば“脱EU”の可能性は半々 英国のEU離脱論が高まった背景の1つは、ユーロ圏で進んだ債務危機の深化だ。 ユーロは今、その歴史で初めてとなる構造的で深刻な危機に面している。このため、ユーロ危機が勃発してから、英国では「ユーロ圏に入っていなくて良かった、EUからも離脱すべき」という世論が強まっている(
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