個性的なデザインのが特徴のマリメッコ、イッタラやアラビアと言った食器メーカーが生まれた国、フィンランド。夏には一日中太陽が沈まない白夜が起こることでも有名だ。 あまり日本人になじみがないように感じられる国だが、意外にも日本との接点は多い。日本でも人気のキャラクター『ムーミン』や、小林聡美主演の映画『かもめ食堂』の舞台といえばピンとくる方も多いのでは。食文化でも共通点は多く、フィンランド名物のミートボールやシナモンロールは日本でも愛されている。また、寿司がスーパーでも売られているほど、日本食もフィンランド国民の生活になじんでいるようだ。 そんな近くて遠い国フィンランドを象徴する食べ物として、“カレリアンピーラッカ”がある。この食べ物には日本人が大好きな米が“具”として使われている。 すこし長い名前だが、カレリアはフィンランド東部にある地方のことを指し、ピーラッカはパイを意味している。一見する