エンベロープ・ウイルスというのは、膜を持ったウイルスだ。それが安田さんの長年の研究テーマだった。膜を持つという共通の特徴から、見えてきたものとはなんだろう。 「膜をかぶっているウイルスには、ヒト免疫不全ウイルス (HIV)などのレトロウイルスですとか、エボラやマールブルグなどの出血熱ウイルス、それにインフルエンザウイルスなど、多くのものがあります。僕が大学院で最初に研究していたのはインフルエンザウイルスで、そのあと、HIVなどのレトロウイルスです。増殖機構に興味があって、ウイルスが細胞の中でどうやって増えるのか分子メカニズムを解析していたんです。それが、実はですね、エボラウイルスとか出血熱のウイルスもレトロウイルスと同じメカニズムを使って細胞から外に出てくるというのがわかってきたんです」 膜を持っているウイルスが増殖する仕組みは似ている。 これがたとえば、動物で哺乳類の繁殖の仕方が似ている
iPS細胞技術で免疫療法の効率を高める仕組み 【石塚広志、下司佳代子】iPS細胞(人工多能性幹細胞)の技術が、がんや感染症の治療に使える可能性が出てきた。免疫細胞を若返らせる実験に日本の二つの研究チームが成功し、免疫療法の効率を高められることがわかったからだ。 4日付米科学誌セル・ステムセルにそれぞれ論文を発表した両チームが注目したのは、T細胞と呼ばれる免疫細胞。がん化したり、ウイルスに感染したりした細胞が持つ目印(抗原)をアンテナ分子で認識し、これらを殺す働きがある。 免疫療法では、がん細胞や感染細胞を認識するT細胞を体外で増やして患者に戻すが、もともと数が少なく、1〜2週間とされる寿命を終えつつあるものもあるため、効果は限定的だ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こ
治療薬を手にする元会社員の女性。「ブローカーに殺されるから」と顔の撮影は拒否した=ナイロビ郊外のスラム街コロゴチョ、杉山正撮影 【ナイロビ=杉山正】エイズウイルス(HIV)を抑える抗レトロウイルス薬(ARV)の違法な転売がケニアで横行している。国際援助によって無料配布を受けた患者が売却し、感染を知られたくない富裕層や薬の入手が困難な他のアフリカ諸国へ渡っている。貧困や差別が背景にある。国際機関は違法転売がアフリカ各国で広… 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら ※有料記事の一部を自動で取り出して紹介しています。関連記事ソマリア新大統領狙い自爆テロ 警備兵ら4人死亡(9/13)ソマリア、21年ぶり大統領選出 学者出身マハムード氏(9/11)ソマリアへの国際援助金、100億円
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