CMは世界を変えられるのか?南米チリの独裁政権を終わらせた政治キャンペーンを追体験する映画「NO」が日本公開! 2014.08.30 丸原 孝紀 丸原 孝紀 (C)2012 Participant Media No Holdings,LLC. 誰もが無理だと思っていた。多くの人があきらめていた。独裁政権下のチリで、そんな空気をひっくり返すべく立ち上がったのは、ひとりの若い広告マンだったー 歴史を大きく変えた実話に基づく映画『NO(ノー)』の舞台は、1988年の南米チリ。 当時のチリは、1973年の軍事クーデターにより政権を奪ったピノチェト将軍による、軍事独裁国家でした。不当な逮捕や人権侵害が相次ぐ軍事政権は国際的な非難を受け、信任を問う国民投票を行うことに。 しかし、政治的な自由を奪われてきた状況下では、国民投票も対外的なアリバイのために行われるもの過ぎないと考える国民がほとんどでした。ど